🗨️「お盆に熊本へボランティアに行きます。高速道路が無料になると聞いたけど、どうすればいいの?」
自分で証明書を印刷して持っていき、料金所で係員に手渡します。いちばん間違えやすいのは支払い方法で、この制度ではETCが使えません。ETCカードは車載器から抜いておく必要があります。
[交通] この記事の要点
令和8年熊本地震は、災害ボランティア車両に対する高速道路の無料措置の対象になっている。熊本県が2026年8月1日に更新したページによると対象期間は令和8年10月31日(土曜日)まで。証明書は「災害ボランティア車両高速道路通行証明書発行システム」で利用者が自分で発行し、A4サイズ片面で印刷して持参する。
2026年8月10日 発表
- お盆に熊本県内でボランティア活動をする予定の人
- 帰省のついでに親族宅の片づけを手伝う人(活動の確認が取れる場合)
- 秋の連休に熊本へ支援に入ろうと考えている人
- ボランティアセンターの受け入れ状況を調べている人
この記事でわかること
- 無料措置の対象期間と、対象になっている災害
- ETCが使えないという最大の落とし穴
- 往路・復路それぞれの証明書の有効期限
- 往路だけ使うことはできない理由
先に結論
- 令和8年熊本地震は無料措置の対象。期限は令和8年10月31日まで
- ETCは使えません。カードを車載器から抜き、一般レーンで係員に紙を渡す
- 証明書は自分で印刷して持参する。A4サイズ・片面
- 帰りに無料になるのは、活動確認の押印を受けた場合だけ。往路だけの利用はできない
制度そのものより、当日の手順で失敗する
「災害ボランティアなら高速が無料になる」という話は、災害のたびに広まります。制度としては本当です。ただ、無料になるまでの手順が普段の高速道路の使い方と違うため、当日になって通常料金を払うことになる人が出ます。
いちばん大きな違いはここです。この制度ではETCが使えません。発行サイトの案内には、ETCカードを車載器から抜いて利用するようにと書かれています。習慣でETCレーンに入ってしまうと、その時点で通常料金の処理になります。
出発前・料金所・帰りで、やることが分かれている
| 場面 | やること |
|---|---|
| 出発前 | 発行システムに必要事項を入力し、証明書をA4サイズ片面で印刷する |
| 高速に乗る | ETCカードを車載器から抜く |
| 降りる料金所 | 顔写真付きの本人確認書類を提示し、証明書を係員へ提出する |
| 活動後 | ボランティアセンター等で証明書に活動確認の押印と活動確認日の記入を受ける |
降りるICは自分で自由に選べるわけではありません。発行サイトの案内では、ボランティアセンター近傍の高速道路会社が指定する最寄りICが表示されます。被災自治体の要請範囲によっては、高速道路会社が指定する場合もあります。
証明書には往路と復路で別々の期限がある
ここも読み飛ばしやすいところです。1枚の証明書で往復するのですが、有効な期間が行きと帰りで違います。
| 区分 | 有効な期間 |
|---|---|
| 往路 | ボランティア活動予定期間の初日の前々日から当日まで |
| 復路 | 活動確認印の押印および活動確認日の記入がされた日から翌々日まで |
前日の夜に現地入りして車中泊、という動き方でも往路は収まります。帰りは押印を受けた日から数えて翌々日までなので、活動後に観光へ回ってから帰る場合は日数に注意が必要です。
そしてもう一つ。往路だけを無料にすることはできません。発行サイトには、往路のみの利用はボランティア活動を行うことを確認できないため対象外、と書かれています。逆に、行きは自費で走って帰りだけ制度を使うことはできます。
対象は熊本だけではない
同じ仕組みで無料措置の対象になっている災害は、8月10日時点で7つあります。令和8年熊本地震(熊本県)、令和8年7月17日の大雨(栃木県・群馬県)、令和8年6月26日からの大雨(奈良県)、令和8年6月24日からの大雨(鹿児島県)、令和8年4月からの林野火災(岩手県)、令和7年台風第15号(静岡県)、令和6年能登半島地震(石川県)です。
期間は災害ごとに違い、被災自治体からの要請を受けて高速道路会社が承諾した期間に実施されます。熊本については、熊本県が8月1日に更新したページで令和8年10月31日までと案内しています。
行く前に確認したいこと
制度の話とは別に、受け入れ側の状況は日によって変わります。募集の範囲が県内在住者に限られていたり、必要な資機材を持参できる人に限られていたりします。熊本県の案内も、詳細は各被災市町村の社会福祉協議会へ問い合わせるよう書いています。証明書を先に印刷しても、活動の受け入れが決まっていなければ意味がありません。順番としては、受け入れの確認が先です。
お盆は現地の宿も道路も混みます。無料措置は交通費の負担を減らすためのものであって、現地の受け入れ能力を増やすものではありません。行けるかどうかを確かめてから、証明書を用意してください。
生活・仕事にどう効くか
- 支払い方法:この制度でETCは利用できない。ETCカードを車載器から抜き、一般レーンで係員に証明書を渡す必要がある。うっかりETCで通ると通常料金がそのまま引き落とされる。
- 出発前の準備:証明書は発行システムで自分で入力して発行し、A4サイズ片面で印刷して持参する。顔写真付きの本人確認書類も必要になる。
- 帰り道の手続き:ボランティアセンター等で証明書に活動確認の押印を受ける。押印がないと復路が無料にならない。
- 使える期間:往路はボランティア活動予定期間の初日の前々日から当日まで、復路は活動確認印の押印と活動確認日の記入がされた日から翌々日まで有効。
結局どうすればよいか
- 出発の前に「災害ボランティア車両高速道路通行証明書発行システム」(exvolunteer.jp)で必要事項を入力し、A4片面で印刷する
- ETCカードを車載器から抜く。料金所は一般レーンに入り、顔写真付きの本人確認書類と証明書を係員に提出する
- 活動を終えたら、ボランティアセンター等で証明書に活動確認の押印と活動確認日の記入を受ける
- 受け入れ人数や募集条件は日によって変わるので、行く前に各被災市町村の社会福祉協議会へ確認する
- 10月31日が期限。秋の連休に行く予定なら、日程が期間内に収まるかを先に確認する
公式出典
- 熊本県「災害ボランティア車両の高速道路無料措置について」(2026年8月1日更新)(2026年8月1日発表)
- NEXCO西日本「災害ボランティア車両の高速道路の無料措置について」(2026年8月10日発表)
- 災害ボランティア車両高速道路通行証明書発行サイト(2026年8月10日発表)
更新履歴
- 2026年8月10日 初版を公開
※本記事は2026年8月10日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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