ゆうちょ銀行のキャッシュカードでコンビニのATM(現金自動預け払い機)を使うと、平日8:45〜18:00と土曜9:00〜14:00は1回220円、それ以外の時間と日曜・休日は1回330円かかります。いまファミリーマートにあるゆうちょ銀行のATMも、2027年1月から順にセブン銀行のATMへ替わり、昼は220円になります。
「ゆうちょのカードならコンビニでも無料」は、もう半分も当たっていません。コンビニで0円になるのは、ファミマなどに置いてあるゆうちょATMを平日と土曜の昼に使うときに限られます。その0円も、店ごとに終わっていきます。
先に結論
- ✓ セブン銀行・ローソン銀行・イーネットのATMは、ゆうちょのカードだとどれも同じ額。コンビニを替えても手数料は下がらない
- ✓ ファミマのゆうちょATMで月4回下ろす人は、ATMが替わると年10,560円増える(昼に使っても夜に使っても同じ差)
- ✓ 何時に使っても0円なのは、郵便局とゆうちょ銀行の店内にあるATMだけ
ATM別の手数料一覧
ゆうちょ銀行の料金表(2026年10月6日に確認)を、時間帯で2つに分けて並べました。預け入れも引き出しも同じ額で、税込です。
| ATMの場所 | 平日8:45〜18:00 土曜9:00〜14:00 |
それ以外の時間 日曜・休日 |
|---|---|---|
| 郵便局・ゆうちょ銀行の店内のゆうちょATM | 0円 | 0円 |
| 駅・ショッピングセンター・ファミリーマートなどのゆうちょATM | 0円 | 110円 |
| セブン銀行・ローソン銀行・イーネットのATM | 220円 | 330円 |
| その他の提携金融機関のATM | 110円 | 220円 |
| 2027年1月から順次:ファミマATM(セブン銀行) | 220円 | 330円 |
残高を見るだけなら、どのATMでも無料です。ゆうちょ銀行と大垣共立銀行が一緒に置いているATMも、料金表で手数料無料になっています。
表でいちばん高いのはコンビニの行です。夜に2万円を下ろして330円なら、下ろした額の1.65%が手数料に消えます。
読者
ゆうちょのカードなんだから、ゆうちょのATMならどこでもタダでしょ?
郵便局の中にあるATMなら、いつ使っても0円です。駅やファミマに置いてあるゆうちょATMは、平日の18時を過ぎると110円かかります。看板は同じでも、置いてある場所で料金が変わります。
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ファミマは昼も220円になる
ゆうちょ銀行は2026年10月6日、ファミリーマートに置いているゆうちょATM約5,400台を、2027年1月から3年程度かけて順次終了すると発表しました。全国のゆうちょATMは約18,000台なので、そのおよそ3割にあたります。
終わった店には、セブン銀行が置く「ファミマATM」が入ります。ゆうちょのカードで預け入れ・引き出し・残高照会はできますが、手数料について発表資料はこう書いています。
「ファミマ ATM を利用する場合の手数料は、ファミリーマート店舗以外に設置されているセブン銀行の ATM を利用する場合と同一です。」
平日と土曜の昼は0円から220円に、夜と休日は110円から330円、今の3倍になります。
店ごとの終了日は、その店の掲示で知らせると発表されています。終わるまでは、これまでどおり使えます。ファミリーマート側は2026年6月からファミマATMを置き始めていて、4年ほどで約16,000台にする計画です。発表の中身はゆうちょ ファミマ/ATMは順次終了へにまとめています。
読者
ファミマのATMが替わったら、ローソンかセブンに行けば安くなる?
なりません。ゆうちょのカードだと、セブン銀行・ローソン銀行・イーネットのATMは、どれも昼220円・夜330円です。替わった後のファミマATMも同じ額なので、コンビニを替えても1円も下がりません。
月4回おろすと年いくら
ファミマのゆうちょATMで、月に4回(年48回)下ろす人の場合を計算しました。
| 使う時間帯 | 今 | 替わった後 | 年の差 |
|---|---|---|---|
| 平日の昼 | 0円 | 220円×48回=10,560円 | +10,560円 |
| 平日の夜・日曜 | 110円×48回=5,280円 | 330円×48回=15,840円 | +10,560円 |
| 郵便局の中のATMで下ろす | 0円 | 0円 | 0円 |
昼に使う人も夜に使う人も、増える額は同じです。1回あたり220円ずつ上がるので、時間帯をずらしても差は縮みません。
仕事帰りの19時にファミマで1万円を下ろすのが習慣なら、今は1回110円、替わった後は330円です。月4回で1か月1,320円になります。
私は、どのコンビニを選ぶかより、下ろす回数を減らすほうが効くと考えます。コンビニのATMはどこも同じ額なので、選び方で浮くお金がありません。月4回を月1回にまとめれば、夜の330円でも年3,960円です。4回のときの15,840円より年11,880円少なくなります。
無料なのは郵便局の中だけ
「ゆうちょのATMなら無料」と思って駅のATMで下ろし、明細に110円と出る。このずれは、看板が同じゆうちょATMでも、置き場所で料金が分かれていることから来ています。
ゆうちょ銀行は2022年1月17日から、駅・ショッピングセンター・ファミリーマートなど郵便局の外に置いたゆうちょATMで、平日18時以降、土曜14時以降、日曜・休日に110円を取るようにしました。郵便局の中のATMは、このときも無料のまま残りました。ネット上には、それより前の「ファミマのゆうちょATMは無料」と書いた記事がいまも残っています。
休日の数え方にも決まりがあります。休日には1月2日と3日も入ります。年末年始やゴールデンウィークの休日は、郵便局の外のゆうちょATMだと朝から夜まで110円です。
もう1つの例外が小銭です。郵便局のATMの0円は、硬貨を使わないときの額です。2022年1月から、ATMで硬貨を預けると枚数に応じて110円〜330円(1〜25枚なら110円)、硬貨を引き出すと110円かかるようになりました。額は2022年1月の改定時のものです。
手数料をかけない下ろし方
- 郵便局の中のATMで下ろす。動いている時間は長いところで平日・土曜7:00〜23:00、日曜・休日7:00〜21:00(ATMごとに違う)
- ファミマのゆうちょATMが残っているうちは、平日8:45〜18:00か土曜9:00〜14:00に下ろす
- よく使うファミマの店頭に、ゆうちょATMの終了日の掲示が出ていないか見る
- 下ろす回数を月1回にまとめる
ファミマや駅にある小さなゆうちょATMは、毎日0:05〜23:55まで動いていて便利です。ただし通帳と硬貨は使えません。記帳や小銭の出し入れは、はじめから郵便局のATMでしかできない仕事です。
「ゆうちょのカードならコンビニでも無料」が通る場所は、2027年から3年ほどかけて消えていきます。最後まで残るのは、郵便局の中のATMです。
手数料はゆうちょ銀行の料金表とよくある質問(2026年10月6日確認)、ファミマのATMの終了はゆうちょ銀行の2026年10月6日の発表、2022年1月の改定と硬貨の料金は同行の2021年7月2日の発表、休日の扱いは同行のゴールデンウィーク・年末年始のお知らせにもとづきます。月4回・月1回の計算はこの記事で行ったものです。
出典:ゆうちょ銀行「ATM利用にかかる料金・手数料」/ゆうちょ銀行 よくあるご質問/ゆうちょ銀行「ファミリーマートに設置している ATM の営業終了のお知らせ」(2026年10月6日)/ゆうちょ銀行 ATMのご利用(営業時間・取り扱い)/ゆうちょ銀行「お客さまへの安定的なサービス提供に向けた料金の見直し・新設のお知らせ」(2021年7月2日)/ゆうちょ銀行「ゴールデンウィークにおける各種サービスの取り扱いについて」/ゆうちょ銀行「年末年始における各種サービスの取り扱いについて」/ファミリーマート ニュースリリース(2026年6月1日)
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