🗨️「Windows 10のESU(イーエスユー)はいつまでですか」
個人向けのESU(拡張セキュリティ更新)は2027年10月12日までです。当初はサポート終了から1年の予定でしたが、マイクロソフトが2026年6月25日に1年延ばしました。すでに登録したパソコンは手続きなしでその日まで更新が届き、まだのパソコンも期限までは登録できます。
[IT・ネット] この記事の要点
2026年10月24日 発表
- サポートが終わったWindows 10のパソコンを家で使い続けている人
- 会社のWindows 10のパソコンを管理している人
ESUに登録していないパソコンには、2025年10月14日のサポート終了から1年以上、Windowsのセキュリティの修正が届いていません。
先に結論
- ✓ 登録は設定の「Windows Update(ウィンドウズ アップデート)」から。PCの設定を同期していれば追加費用なし、ほかは1,000ポイントか30ドルの1回払い
- ✓ 会社が管理するパソコンは法人向けで、1台61ドルから毎年2倍。サポート終了から最長3年(2028年10月まで)
ESUはいつまで続くか
「Windows 10のサポート延長(ESU)は、今年の10月で終わった」と思っている人もいるはずですが、そうではありません。マイクロソフトのESUの案内ページには、2027年10月12日にプログラムが終了するまで、いつでもESUに登録できると書かれています。

延長は、マイクロソフトが2025年6月に個人向けESUの無料の登録方法を案内した公式ブログの記事への追記(2026年6月25日付)で発表されました。日本のIPA(情報処理推進機構)の注意喚起も、翌26日にこの延長を書き加えています。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年10月14日 | Windows 10のサポート終了。ESUに登録していないパソコンへの更新はここまで |
| 2026年6月25日 | マイクロソフトが個人向けESUの1年延長を公式ブログに追記 |
| 2026年10月13日 | ESU向けの月例のセキュリティ更新(KB5126657)を配信 |
| 2027年10月12日 | 個人向けESUの終了 |
| 2028年10月10日 | Windows 10上の事務用アプリ(Microsoft 365)のセキュリティ更新が終了 |

ESUで届くのは、マイクロソフトが「緊急」と「重要」に分類したセキュリティの修正だけです。新しい機能やセキュリティ以外の不具合の修正は入らず、Windows 10そのものの技術サポートも受けられません。
2026年10月24日の時点で、マイクロソフトの公式ページに、2027年10月12日より先へ延ばすという記載はありません。今回の延長も、ブログへの追記という形で出たものです。私は、2027年10月12日を最後の期限と決めて、それまでに乗り換えを終える計画を立てるのが安全だと見ています。
パソコンを移る前にそろえておくもの
サポートが切れたパソコンから移るとき、最初に要るのはデータの退避先です。
新しいパソコンへ移る前に、写真や書類をまとめて退避しておく先です。移ったあとも、そのままバックアップ先に使えます。
マイクロソフトの公式ツールでWindows 11のインストール用USBを作るときは、空のUSBメモリが1本要ります。
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無料で登録する条件と価格
「無料で登録できたのは去年まで」というわけではありません。登録の方法は今も3つあり、どれを選んでも2027年10月12日まで更新が届きます。

| 登録の方法 | 費用 | 返金 |
|---|---|---|
| Windowsバックアップで、PCの設定を同期する | 追加費用なし | 請求がないので返金もなし |
| Microsoft Rewards(マイクロソフト リワード)のポイントと交換 | 1,000ポイント | 交換は確定し、返品・交換はできない |
| 1回限りの購入 | 30ドルまたは現地通貨の相当額+税 | 国ごとのデジタル購入の返金ルールによる |
日本円の額は、案内ページには書かれていません。1つの登録で最大10台まで使え、同じパソコンのほかのユーザーも守られます。
いつでも登録できるとはいえ、登録するまでは、2025年10月14日以降に出たWindowsのセキュリティの修正が入りません。マイクロソフトも、登録前はデバイスがより脆弱になり、ウイルスやマルウェアの影響を受けやすくなると書いています。登録すると、2025年10月14日以降に出た緊急・重要の更新がまとめて届きます。
登録できるのは、次の条件をすべて満たすパソコンです。
- Windows 10のバージョン22H2(ホーム、プロ、プロ エデュケーション、ワークステーションの各版)
- 最新の更新が入っている(ESUのライセンス準備パッケージKB5126256を含む)
- サインインするMicrosoftアカウントが管理者で、子ども用のアカウントではない
- 会社のドメインや端末管理の仕組みに入っておらず、受付用などの専用画面(キオスク)でもない
ローカルアカウントで使っているんだけど、登録できないの?
登録のときにMicrosoftアカウントへのサインインを求められるのよ。ライセンスはそのアカウントにひもづくから、パスワードを確かめてから始めてね。
登録の手順と確認方法
申し込みはパソコンの設定画面から行います。マイクロソフトの案内では、手順は次のとおりです。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開く
- 条件を満たしていれば登録のリンクが出るので、「今すぐ登録」を選ぶ
- ローカルアカウントの人は、ここでMicrosoftアカウントにサインインする
- PCの設定をバックアップ済みなら、そのまま登録の確認が出る。まだの人は、バックアップを始めるか、ポイントか、購入かを選ぶ
登録できたかの確認も、同じ「Windows Update」の画面で見られます。購入した人は、Microsoftアカウントの注文履歴にも記録が残ります。
「今すぐ登録」のリンクが出てこないときは、次の順に見てください。
| 見るところ | 直し方 |
|---|---|
| バージョンが22H2か | 「設定」→「システム」→「バージョン情報」の「Windowsの仕様」で確かめる(マイクロソフトの案内)。22H2でなければ対象外 |
| 更新が全部入っているか | 「Windows Update」で残りの更新を入れる。KB5126256が必要 |
| アカウントの種類 | 管理者のMicrosoftアカウントで入る。子ども用アカウントでは登録できない |
| 会社の管理下か | ドメイン参加・端末管理・キオスクのパソコンには、個人向けの登録が出ない |
法人のESUと2年目・3年目
「2年目」で調べる人は、個人と会社で答えが違います。個人向けは、すでに登録していれば2年目に払い直す手続きはありません。30ドルの購入も「1回限り」とされ、2027年10月12日まで続きます。
会社向けは別の仕組みです。Microsoft Learn(マイクロソフトの技術文書)によると、法人向けESUはボリュームライセンスで買い、1年目は1台61ドルです。価格は毎年2倍になり、最長3年まで延ばせます。
| 法人向けESU | 1台あたり(毎年2倍で計算) |
|---|---|
| 1年目 | 61ドル |
| 2年目 | 122ドル(61×2) |
| 3年目 | 244ドル(122×2) |
| 3年分の合計 | 427ドル(61+122+244) |
半年分だけといった買い方はできず、1年単位です。2年目から入る会社も、さかのぼって1年目の分を払います。
マイクロソフトは、個人向けESUは「商用シナリオでは使用できない」と書いています。仕事用のパソコンは、社内の担当者に法人向けで契約しているかを確かめてください。
2027年10月までにやること
ESUの期限が来ても、パソコンは動き続けます。止まるのはセキュリティの修正です。マイクロソフトはサポート終了の案内で、ウイルス対策ソフトは役に立つものの十分ではなく、OS(基本ソフト)の更新がなければ新しい脅威に無防備になると書いています。
OSの上で動くアプリは、もう少し長く更新が続きます。
| ソフト | Windows 10での更新 |
|---|---|
| Microsoft 365アプリ | セキュリティ更新は2028年10月10日まで。個人向けの機能の更新は2026年8月が最後 |
| Microsoft Defender(ディフェンダー)ウイルス対策 | 定義ファイルの更新は2028年10月まで |
| Office(オフィス) 2016・2019 | すべてのOSでサポート終了 |
| Office 2021・2024 | Windows 10の上では動くが、サポートの対象外 |
IPAは、OSのサポートが切れると、その上で動くブラウザやメールソフトのサポートも順に終わると注意しています。米国の政府機関が公開している、悪用が確認された脆弱性の一覧には、2024年以降に公開されたWindowsの脆弱性が41件載っている、ともIPAはまとめています(2025年9月末時点)。
ブラウザのFirefox(ファイアーフォックス)が最新かを自分で確かめる手順はFirefox 更新/証明書対策と確認方法で書いています。
乗り換えの道は2つです。パソコンがWindows 11の最小要件を満たしていれば、「Windows Update」に案内が出て、追加の費用なしでアップグレードできます。ESUに登録したあとでもアップグレードできます。要件を満たさなければ、買い替えです。マイクロソフトは、Windowsバックアップでファイルや設定、アプリの一部を保存し、新しいパソコンへ移せると案内しています。
あと1年あるなら、来年の秋に考えればいいよね?
登録だけは今日やっておいて。買い替えるなら、予算と時期は来年の夏までに決めておくと、10月に慌てずに済むわよ。
Windows 11が入った小型パソコン、GEEKOM(ギコム)のIT13とIT13 MAX(マックス)の違いはGEEKOM「IT13」とIT13 MAXの違いで比べました。
「サポート延長は今年で終わった」と思って手を止めていた人は、今日のうちに「Windows Update」の画面を開いてみてください。登録しているかどうかは、その1画面でわかります。
生活・仕事にどう効くか
- 期限:個人向けESUは2027年10月12日まで。登録済みは手続き不要で継続。
- 費用:PCの設定の同期で追加費用なし、または1,000ポイントか30ドルの1回払い。
- 会社:法人向けは1台61ドルから毎年2倍、最長3年。個人向けは商用では使えない。
結局どうすればよいか
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」で登録状況を確かめる
- 未登録なら「今すぐ登録」から3つの方法のどれかで登録する
- Windows 11へ上げるか買い替えるかを、2027年10月12日までに決める
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- IPA Windows 10 のサポート終了に伴う注意喚起(2026年6月26日更新)(2026年6月26日発表)
更新履歴
- 2026年10月24日 初版を公開
※本記事は2026年10月24日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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