ヴォイニッチ手稿は、2026年10月18日確認のイェール大学公式説明では、いまも本文が未解読です。「解読した」という説があることと、解読が確立していることは分けて読む必要があります。
解読されたのか
植物のような絵や、星を並べたような図。その横には、見慣れない文字がぎっしり続きます。ヴォイニッチ手稿は、何が書かれているのか確定していない写本です。
所蔵先は米国のイェール大学にあるバイネッケ図書館。公式解説は、作者も文字体系も不明で、暗号として読む試みも成功していないと説明しています。そもそも暗号なのか、どの言語なのかも確定していません。

研究の仮説や翻訳案を見つけたときは、誰が提案し、どの文字をどう読んだのかまでたどると、発見の意味が見えてきます。人工知能による解析という見出しだけで「全文が読めるようになった」と受け取るのは早計です。

何が描かれている
大学の解説では、図の特徴から内容を六つの部分に分けています。植物標本、天文学・占星術、入浴、宇宙論的な円形図、薬草や根、そして文章中心の部分です。
ただし、これらは図から読み取った分類です。薬草のように見える植物が載っているからといって、そのページに現代の薬の処方が書かれているとわかったわけではありません。
| 見えるもの | そこから先は未確定 |
|---|---|
| 植物・根の図 | 植物の特定や本文の意味 |
| 星・円形の図 | 天体や占いに関する具体的内容 |
| 文章中心の部分 | 使われた言語と翻訳 |
古さと筆記時期の違い
放射性炭素年代測定の報告には、複数の羊皮紙試料をまとめた結果として1404〜1438年という範囲が示されています。図7の95.4%の範囲です。
測っているのは羊皮紙の素材です。報告書自身も、素材の年代を筆記した時期と同一にはできないとしています。「何年に書いた本か」という問いには、この違いが残ります。

原本の画像を見る
原本の文字や図は、イェール大学が公開するデジタルコレクションで拡大して見られます。読むための翻訳ではなく、現物を画像で観察するための公開です。
本の名前は、1912年にこの写本を入手した古書商ヴォイニッチに由来します。奇妙な図だけを切り出すより、ページを行き来して文字と絵を一緒に見ると、なぜ長い間研究の対象になっているのかが伝わってきます。
10月18日朝に検索が増えていることは確認しましたが、特定の番組や新しい研究が急上昇の原因だとまでは確認していません。この記事も新たな解読成功の発表を伝えるものではありません。
公式出典
更新履歴
- 2026年10月18日 一次資料と検索需要を確認して公開
※2026年10月18日に所蔵先の公式説明と原資料を確認した記事です。検索急上昇の原因は未確認で、新たな解読成功の発表ではありません。
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