🗨️「東京で雨が37日続いたって本当? なぜそんなに続いたの? 今は降っているの?」
東京都心の連続降水は、8月27日から10月2日までの37日間で止まりました。気象庁の日ごとの値を数え直すと、これまでの最長は2019年の33日で、4日長く続いたことになります。9月は秋雨前線が本州付近に停滞し続け、東京の月降水量は平年の約3.1倍になりました。
[暮らし] この記事の要点
2026年10月12日 発表
- 洗濯物や布団を外に干しにくかった、関東の人
- 9月の大雨で、がけや川の近くの様子が気になる人
37日の中身
「37日間ずっと雨だった」とは言い切れません。気象庁の表では、降水量が0.5ミリに足りない日は「0.0」と表示され、降水がなかった日の「–」とは区別されます。37日のうち12日は「0.0」でした。
1ミリ以上降った日は22日、10ミリ以上は15日、50ミリ以上は4日です。最初の10日間(8月27日〜9月5日)は、合計でも29.5ミリでした。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 8/26 なし | 27 5.0 | 28 0.0 | 29 3.0 | 30 0.5 | ||
| 31 0.0 | 9/1 0.0 | 2 0.0 | 3 0.0 | 4 8.5 | 5 12.5 | 6 96.5 |
| 7 72.5 | 8 22.5 | 9 34.0 | 10 8.0 | 11 10.0 | 12 17.5 | 13 0.0 |
| 14 0.0 | 15 20.5 | 16 26.5 | 17 4.5 | 18 0.0 | 19 2.0 | 20 103.5 |
| 21 156.0 | 22 0.0 | 23 11.5 | 24 0.5 | 25 0.0 | 26 14.0 | 27 0.5 |
| 28 7.5 | 29 46.0 | 30 21.5 | 10/1 0.0 | 2 0.0 | 3 なし |
色が濃いほど雨の量が多い日です。数字は日降水量(ミリ)で、「0.0」は0.5ミリ未満、「なし」は降水なしを表します。
50ミリ以上の4日は、9月6日(96.5)、7日(72.5)、20日(103.5)、21日(156.0)です。この4日だけで428.5ミリ、37日の合計705.0ミリの約6割になります。
前の最長記録
これまでの最長は、2019年6月27日から7月29日までの33日でした。今回の37日は、それを4日上回ります。
| 順位 | 連続日数 | 期間 |
|---|---|---|
| 1位 | 37日 | 2026年8月27日〜10月2日 |
| 2位 | 33日 | 2019年6月27日〜7月29日 |
| 3位 | 32日 | 1954年6月19日〜7月20日 |
| 4位 | 27日 | 1995年6月13日〜7月9日 |
気象庁の日ごとの値(降水量「0.0」以上の日)を、当サイトで1876年以降について数えた上位4つです。2019年の33日は、報道されている従来の記録と一致しました。統計の始まりは報道で1886年とも1876年とも書かれていて、この記事では起点の年は決めていません。
2位から4位は、どれも6月に始まって7月に終わっていて、梅雨の時期にあたります。今回は秋に、その記録を抜きました。
雨が続いた理由
気象庁は10月1日の報道発表で、9月の東日本太平洋側の記録的な多雨と日照不足を、こう説明しています。太平洋高気圧と一体化した高気圧のふちと、日本の南の低圧部の東側に沿って、暖かく湿った空気が流れ込み続けました。その空気が、本州付近に停滞した秋雨前線の活動を非常に活発にした、というものです。

月の天候のまとめでは、前線に台風が重なったことも挙げています。上旬は台風24号や湿った空気で前線が活発になりました。下旬は台風25号が21日に関東甲信地方へ接近し、伊豆諸島や千葉県などで記録的な大雨になった所があります。東京の156.0ミリも、この21日です。下旬の後半は台風26号の影響も加わり、曇りや雨の日が続きました。
| 2026年9月の東京 | 実績 | 平年(1991〜2020年) | 比べると |
|---|---|---|---|
| 降水量 | 696.5ミリ | 224.9ミリ | 約3.1倍 |
| 日照時間 | 45.8時間 | 126.7時間 | 約36% |
東京の696.5ミリは、気象庁の観測史上の月降水量で、2004年10月の780.0ミリに次ぐ2位です。9月だけで見ると、2位の1958年9月(670.9ミリ)を上回って1位です。東日本太平洋側全体でも、9月の降水量は平年比236%で、統計を始めた1946年以降の9月で最多でした。
止んだあとの天気
「いつまで続くのか」と検索されていますが、連続はすでに10月2日で終わっています。10月3日と4日は降水がなく、5日は1.5ミリ、6日と7日は0.0ミリ、8日から11日までは降水なしでした。12日の値は、気象庁の表にまだ載っていません。
気象庁は、10月は全国的に数日の周期で天気が変わり、平年に比べて晴れの日が多い見込みだとしています。東日本太平洋側で、雨が多く日照が少ない状態が続く可能性は小さいという見方です。一方で、台風や秋雨の時期はこれからも続くと注意を促しています。
生活・仕事にどう効くか
- 雨の量:2026年9月の東京の降水量は696.5ミリで、平年(224.9ミリ)の約3.1倍。月降水量としては観測史上2位、9月としては1位です。
- 日の当たる時間:9月の東京の日照時間は45.8時間で、平年(126.7時間)の約36%、3分の1ほどでした。
結局どうすればよいか
- 10月も台風や秋雨の時期は続くので、大雨の情報は天気予報で確かめる
- 自宅や通勤路の土砂災害・浸水の想定を、ハザードマップで一度見ておく
公式出典
- 気象庁「過去の気象データ検索」東京(東京都)2026年9月・10月 日ごとの値(2026年10月12日発表)
- 気象庁 報道発表「9月の東日本太平洋側の記録的な多雨・日照不足と今後の見通しについて」(2026年10月1日発表)
- 気象庁「2026年9月の天候」(2026年10月1日発表)
- 気象庁「東京(東京都)観測史上1〜10位の値」(2026年10月12日発表)
- 東京都心の連続雨37日で止まる 過去最長を更新、気象庁(共同通信/熊本日日新聞)(2026年10月4日発表)
更新履歴
- 2026年10月12日 気象庁の10月11日までの値で初版を公開
※本記事は2026年10月12日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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