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台風24号と秋雨前線で交通機関に影響のおそれ 高速道路は9月4日から西日本、飛行機は3日から南西諸島

🗨️「台風24号で、3日からの移動は止まる?」

9月2日夜の時点で「止まる」と決まっているのは船と、南西諸島の一部の空港だけです。ネクスコ西日本は9月4日からの通行止めの可能性を告知していますが、区間はまだ出ていません。鉄道の計画運休はどの会社からも発表されていません。

[交通] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月2日 発表

影響を受ける人
  • 9月3日〜5日に西日本・南西諸島へ高速道路で移動する予定の人
  • 奄美・種子島・屋久島・南北大東の便を予約している人
  • 鹿児島〜奄美〜沖縄のフェリーを予約している人
目次

台風24号と秋雨前線で交通機関に影響のおそれ

まず、台風そのものは本州へ向かってきません。気象庁が9月2日18時45分に発表した実況と予報はこうです。

日時中心の位置進む向き
9月2日18時(実況)南大東島の南 約280キロ北・ゆっくり
9月3日18時奄美市の南 約160キロ北北西 20km/h
9月4日15時奄美市の北北西 約140キロ北北西 15km/h
9月5日15時九州の南東南東・ゆっくり
9月6日15時九州の南南東・ゆっくり

北上するのは4日まで。5日からは向きを東南東・南東へ変えて、日本の南で足踏みします。中心気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。気象庁の配信データに暴風域の欄がありません。この台風は暴風域を伴っていません。

では、なぜ西日本の交通に影響が出るのか。答えは台風本体ではなく前線です。気象庁の全般気象解説情報(9月2日16時51分発表)はこう書いています。前線は3日に本州をゆっくり南下し、5日ごろにかけて本州の南岸付近にほとんど停滞する。そこへ、動きの遅い台風の東側を北上する暖かく湿った空気が流れ込む——。

台風が近づくから降るのではなく、台風が動かないまま、湿った空気を前線へ送り続けるから降り続けるという形です。だから雨は3日から5日ごろ、長く続きます。

ウェザーニュースは9月2日18時34分に、交通機関への影響予測をこう出しています。これは民間気象会社の予測で、行政や事業者の発表ではありません。

雨の高速道路を走る2台のトラック。路面が濡れ、視界が白くかすんでいる
高速道路は「今どれだけ強く降っているか」ではなく、積み上がった雨量が基準に届いた時点で閉まります(写真: Pexels)

高速道路で通行止めのおそれがある地域

ネクスコ西日本が9月2日12時00分に出した告知の原文は、こうなっています。

「9月4日(金曜)から、台風24号及び秋雨前線の影響により西日本の広い範囲で大雨のおそれがあります。高速道路においても通行止めなどの交通規制をおこなう可能性がありますので、高速道路をご利用になるお客さまは、お出かけ前に最新の気象情報や道路交通情報をご確認ください」

会社・地域影響が予想される日9月2日夜時点の情報
ネクスコ西日本(近畿・中国・四国・九州・沖縄)9月4日から「西日本の広い範囲」で通行止めの可能性を告知。区間名も日時もまだ出ていない
本州四国連絡高速道路(明石海峡・瀬戸中央・しまなみ)9月2日20時05分現在、台風・大雨に関する予告なし

「区間が出ていない」のは情報が足りないからではなく、高速道路の止め方がそういう仕組みだからです。ネクスコ西日本は、区間ごとにあらかじめ決めた規制基準値に達した時点で通行止めを実施すると説明しています。つまり今どれだけ強く降っているかではなく、積み上がった雨量が基準に届いた瞬間に閉まります。だから降り始めてしばらくは通れて、閉まるのは遅れてやって来ます。

区間の予告を待つより、走る路線を登録して通知を受け取るほうが早いです。ネクスコ西日本はアイハイウェイ(ihighway.jp)の「マイルート」に登録すると、その路線の通行止めの開始・解除をメールで受け取れると案内しています。

鉄道・新幹線への影響

言葉を分けます。「計画運休」は前もって止めると決めて発表するもの、「運転見合わせ」はいま止まっているもの、「遅延」は動いているが遅れているものです。

9月2日夜の時点で、台風24号を理由にした計画運休はどの鉄道会社からも発表されていません。JR西日本・JR四国・JR九州のいずれにも、台風に関する告知は出ていません。

一方で、すでに止まっている在来線があります。台風ではなく前線側の大雨によるもので、いずれもJR西日本の北陸エリアです(9月2日20時20分現在)。

  • 氷見線 — 高岡〜氷見で終日運転取り止め(原因:大雨)
  • 七尾線 — 羽咋〜七尾で終日運転取り止め。高松〜羽咋は一部列車運休(原因:大雨)
  • 越美北線(九頭竜線) — 福井〜九頭竜湖で終日運転取り止め(原因:大雨)

気象庁の地方気象情報でも、富山県と福井県の嶺北にだけ「3日昼過ぎから夜遅くにかけて土砂災害に厳重に警戒してください」という、他県より1段強い言い方が使われています。日本海側は3日が先に来ます。

四国は事情が違います。4日までの24時間降水量が300ミリと予想されているのに、JR四国からは何も出ていません。これは矛盾ではなく、計画運休は原則として48時間前・24時間前に出す運用になっているためです。4日ぶんなら、発表は3日にかけて出てきます。

航空便・フェリーへの影響

飛行機で「対象」になっているのは、いまのところ離島の空港だけです。日本航空が9月2日19時00分現在で挙げた空港はこうです。

日付影響が発生する可能性がある空港(日本航空)
9月3日種子島・屋久島・喜界島・奄美大島・徳之島・沖永良部・与論・北大東・南大東
9月4日種子島・屋久島・喜界島・奄美大島・徳之島・沖永良部・与論

同じページで、関東・東海・近畿と中国・四国は「対象となる空港はありません」となっています。本州・四国・九州本土の空港は、9月2日夜の時点では対象に入っていません。

各社の扱いも、対象は離島に絞られています。

  • 日本航空 — 対象空港の発着便は手数料なしで変更・払い戻し
  • スカイマーク — 奄美大島発着の9月3日始発から最終便まで。追加料金なしの変更、または全額返金(9月1日19時10分発表)
  • Peach(ピーチ) — 奄美(ASJ)発着の9月3日・4日の全便。取消手数料・変更手数料なしで振替・払い戻し(9月2日発表)
  • 全日空 — 9月3日に挙がっているのは釧路(視界不良)と八丈島(強風)で、台風24号による南西諸島の空港は入っていない(9月2日17時20分現在)

船はもっと先まで決まっています。マリックスライン(鹿児島〜奄美〜那覇)は、9月2日・3日の鹿児島新港発と、9月2日・4日・5日の那覇港発をすでに欠航にしています。マルエーフェリーも9月1日に台風24号による欠航案内を出しました。

予想されている波の高さは、沖縄5メートル、奄美4メートル、九州南部4メートル(2日から4日にかけて)。予想最大瞬間風速は奄美・沖縄とも25メートルどまりです。風より波のほうが先に効いていて、だから止まっているのが船からという順番になっています。

厚い雲が低く垂れこめた空の下、雨に濡れた道路を車が走っている
同じ日の同じ地域でも、船・飛行機・高速道路・鉄道で「決まる時刻」が違います(写真: Pexels)

9月3日〜5日、特に注意する地域

雨のピークは地域ごとにずれます。気象庁が発表した予想24時間降水量(多い所)を並べます。

地域2日18時〜3日18時3日18時〜4日18時4日18時〜5日18時
四国120ミリ300ミリ200ミリ
九州北部100ミリ200ミリ100ミリ
九州南部120ミリ200ミリ200ミリ
奄美120ミリ200ミリ150ミリ
近畿100ミリ150ミリ200ミリ
東海150ミリ150ミリ150ミリ
関東甲信80ミリ100ミリ120ミリ
北陸120ミリ

読み方はこうです。北陸は3日、四国・九州北部・奄美は4日、近畿と関東甲信は5日。台風が奄美にいちばん近づくのは3日夜から4日ですが、近畿の200ミリは台風が離れていく5日です。台風の位置を追いかけていると、自分の地域のピークを外します。

そして、雨のピークと交通が止まるタイミングも同じではありません。高速道路は積み上がった雨量で閉まるので、ピークの少し後ろにずれます。鉄道の計画運休は逆に、降り出す前に発表されます。船はすでに5日ぶんまで決めています。同じ日の同じ地域でも、乗り物ごとに時計が違うと考えてください。

沖縄・奄美では5日ごろにかけて、土砂災害・低い土地の浸水・河川の増水への注意と警戒、強風とうねりを伴う高波への注意が呼びかけられています。西日本から東北にかけては3日から7日ごろにかけてです。

大雨時に移動する場合の注意点

  • アンダーパス — 立体交差の下は水がたまります。前の車が通れたからといって、自分の車が通れるとは限りません。水位は数分で変わります
  • 冠水した道路 — 深さが分からない水には入らない。マンホールのふたが外れていることがあります
  • 土砂災害 — すでに降った地域は地盤が緩んでいます。気象庁も「これまでの大雨で地盤の緩んでいる地域では、少しの雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれ」としています
  • 鉄道が止まったあと — 代替の高速バスも、同じ雨で高速道路が閉まれば動きません。鉄道が止まる状況では、陸路の代替はまとめて弱くなります
  • 運行情報の見かた — 会社ごとに分かれています。高速道路はアイハイウェイ、鉄道は各社の運行情報、飛行機は「発着案内」で便名を指定して調べるのが確実です

次の気象庁の全般気象情報(台風第24号)は、9月3日5時ごろに発表される予定です。3日に動く人は、出発前にそこで数字が変わっていないか見てください。

生活・仕事にどう効くか

  • 高速道路:ネクスコ西日本が9月2日12時に「9月4日から西日本の広い範囲で大雨のおそれ」として通行止めの可能性を告知。ただし区間名も日時も出ていない。本州四国連絡高速道路には9月2日20時05分時点で台風・大雨の予告なし。
  • 飛行機:日本航空が影響の可能性を挙げたのは9月3日・4日とも南西諸島と種子島・屋久島の空港だけ。本州・四国・九州本土の空港は「対象となる空港はありません」となっている(9月2日19時00分現在)。
  • :マリックスラインは9月5日那覇発の便まですでに欠航を決めている。判断がいちばん早いのは船で、飛行機・高速道路・鉄道はこれから決まる。

結局どうすればよいか

  • 高速道路は区間の予告が出ない。アイハイウェイのマイルート登録で、走る路線の通行止めをメールで受け取る
  • 南西諸島の便は各社が手数料なしの変更・払い戻しを受け付けている。運航が決まる前でも動ける
  • 次の気象庁の全般気象情報は9月3日5時ごろ発表。出発前にそこで数字を見直す

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公式出典

更新履歴

  • 2026年9月2日 初版を公開(気象庁は9月2日18時45分発表、交通各社は同日夜までに確認できた発表にもとづく)

※本記事は2026年9月2日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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