PHP(ピーエイチピー)の重大な脆弱性への対応で、大阪府と大阪市がホームページの一部機能を停止しています。両自治体は、不正アクセスや情報漏えいなどは現時点で確認されていないと案内しています。
大阪府の停止範囲
大阪府は2026年10月21日23時40分から、安全性の確認が完了するまで、一部機能を停止すると公表しました。ホームページ全体の閉鎖という案内ではなく、報道発表資料の検索や申込み・届出の検索など特定の機能が対象です。
停止対象は、ページID検索、報道発表資料検索、府民の声公表機能、審査基準・処分基準・行政指導検索、申込み・届出検索、よくある質問検索、施設プロセス検索、統計資料検索、指定医師検索の9機能です。
利用したい機能が停止対象かは、公式案内から確認してください。申請や資料検索の締切が近い場合は、各担当部署の案内も確認することになります。府は、不正アクセスや情報漏えいなどは現時点で確認されていないと説明しています。

\発表内容と追加情報は出典から確認できます/
大阪市は検索など停止
大阪市は10月22日12時5分から、安全性の確認が完了するまで、ホームページの一部機能を停止すると案内しました。10月22日正午より後に始まった対応として、本記事に反映しています。
| 対象 | 大阪市が公表した機能 |
|---|---|
| 案内 | おしえ太郎 |
| 検索 | 選んで探す |
| 検索 | 庁内会議のオープン化の検索 |
| 検索 | お寄せいただいた「市民の声」の検索 |
大阪市も、現時点で不正アクセスや情報漏えいなどは確認されていないとしています。停止期間は安全性の確認が完了するまでで、再開日時が確定したとは案内されていません。
市のページが開けることと、これらの検索が使えることは別です。ホームページ全体が復旧した、あるいは全面停止していると一括りにせず、使う機能ごとの最新案内を確認してください。

PHP修正版は公開済み
PHPは、ウェブサーバー側でページやフォームなどを動かすためのプログラムです。公式は10月21日、認証を必要としない遠隔コード実行につながり得る重大な脆弱性2件を公表し、修正版への速やかな更新を求めました。
修正版は8.2.35、8.3.36、8.4.27、8.5.12です。対象となる2件の脆弱性の詳細は、PHP公式の勧告で確認できます。修正版の公開と、個々のサーバーへの適用完了は別の段階です。
この問題は、見た目の表示崩れだけに限りません。対象環境で攻撃が成立すれば、サーバー上で意図しないプログラムを実行されるおそれがあります。ただし、この説明は脆弱性の危険性であり、大阪府・市で乗っ取りや漏えいが起きたという報告ではありません。
財務省もPHPを使う一部コンテンツの停止を公表しています。それぞれの停止範囲や再開時刻は異なるため、同じ問題への対応だからといって、一つのサービスの再開を他へ当てはめることはできません。

店舗のサイトも確認
町の不動産会社や店舗のホームページでも、サーバー側でPHPを使っていれば確認の対象になります。規模の小ささだけで安全とは判断できません。WordPress(ワードプレス)の管理画面で更新したことと、PHP側の修正が済んだことも分けて確認します。
契約しているサーバー会社か保守担当に、対象ドメインで今回の脆弱性への修正が適用済みかを問い合わせます。表示される版番号だけで判断しにくい場合は、配布元が修正を取り込んでいるかも確認してください。
エックスサーバーは緊急メンテナンスを実施し、22日の案内では管理画面などを順次再開するとしています。一部機能は継続してメンテナンス中です。利用者のサイト表示やメールソフトでの送受信は通常どおりと案内しており、「エックスサーバーの全サイトが停止中」とは言えません。
利用者が確認するのは公式の停止対象と代替窓口、運営者が確認するのはサーバー側の修正状況です。更新後は、トップページだけでなく問い合わせや予約など、業務で使う機能も確かめてください。
結局どうすればよいか
- 利用する機能の停止・再開情報を公式で確認する
出典と参考資料
更新履歴
- 2026年10月22日 公表資料と報道を確認し初版公開
※本記事は2026年10月22日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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