🗨️「京奈和自動車道が通行止めと聞きました。いつまで、どこが通れないのでしょうか。」
紀の川東IC〜紀の川ICで、8月24日10時から29日6時までは和歌山方面(下り線)だけ、8月31日10時から9月5日6時までは上下線とも終日通行止めです。9月5日の朝に終われば、この区間は対面通行が解けて追い越し車線が戻ります。
[交通] この記事の要点
国土交通省近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所が2026年7月24日に発表し、国道24号 京奈和自動車道の紀の川東IC〜紀の川ICで、舗装工事に伴う仮設防護柵の撤去とワイヤロープなどの復旧工事のため終日通行止めを行っています。1回目は8月24日(月)10時〜8月29日(土)6時が下り線(和歌山方面)のみ、2回目は8月31日(月)10時〜9月5日(土)6時が上下線です。
2026年8月24日 発表
- 紀の川市・岩出市から和歌山市方面へ通勤・通学している人
- 橋本市・奈良県側から和歌山市へ車で移動する人
- 紀の川IC・紀の川東ICの周辺で配送や営業に車を使う人
- この区間と並行する国道24号・県道粉河加太線を日常的に使う人
この記事でわかること
- 通行止めは2回に分かれていて、1回目と2回目で通れなくなる向きが違う
- 国土交通省は紀の川IC・紀の川東ICの渋滞を見込み、岩出根来ICとかつらぎ西ICからの迂回も呼びかけている
- 前回この区間のICが使えなかったときは、並行する県道の交通量が1.75倍になった
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
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通れないのは紀の川東IC〜紀の川IC。1回目と2回目で「止まる向き」が違います
国道24号 京奈和自動車道の紀の川東IC〜紀の川ICで、終日通行止めが2回に分けて行われています。国土交通省近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所が2026年7月24日14時に発表したもので、理由は舗装工事に伴う仮設防護柵の撤去と、ワイヤロープなどの復旧工事です。
間違えやすいのは、1回目と2回目で通れなくなる向きが違うところです。
| 回 | 期間 | 通れない向き | 通れる向き |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 8月24日(月)10時 〜8月29日(土)6時 | 下り線(和歌山方面)のみ | 上り線(橋本・奈良方面) |
| 2回目 | 8月31日(月)10時 〜9月5日(土)6時 | 上下線とも | なし |
つまり今週(1回目)は、橋本・奈良方面へ向かう上り線は通れます。困るのは和歌山市方面へ下る人だけです。一方、来週の8月31日からはどちらの向きも通れません。同じ「通行止め」という言葉でも、影響を受ける人がまるきり入れ替わります。
なお発表資料には「作業が早く終わった場合は、実施期間内に通行止めを終了する場合があります」と書かれています。期間が変わるときは事務所のホームページか道路情報板で知らせるとしているので、最終日の朝に通れるかどうかは当日に確かめたほうが確実です。
2回に分けているのは、作業の中身が違うからです
発表の別紙2に、工事の段取りが図で載っています。ここまで読むと、なぜ1回で済ませないのかが分かります。
| 時期 | 道路の状態 | その期間にやること |
|---|---|---|
| 〜8月23日 | 下り線が工事ヤード。仮設防護柵で仕切って対面通行 | コンクリート舗装工事 |
| 8月24日〜29日 | 下り線が通行止め | 仮設ラインを消す/区画線(ライン・ゼブラ)の復旧/仮設防護柵の撤去 |
| 8月31日〜9月5日 | 上下線とも通行止め | 区画線の復旧/仮設防護柵の撤去/ワイヤロープの復旧 |
| 工事完了後 | 追い越し車線が戻る | 中央にワイヤロープが入った通常の形へ |
ポイントは最後の行です。この区間はいま、下り線を工事ヤードとして使い、残った側で対面通行をしている状態です。9月5日の朝6時に工事が終われば、その対面通行が解けて追い越し車線が戻ります。9月5日は「通行止めが終わる日」であると同時に、この区間がふだんの形に戻る日でもあります。
迂回は国道24号。ただし「どのICで降りるか」まで指定されています
別紙1では迂回路として国道24号などが示されていますが、そこにもう一言、こう書かれています。
「紀の川IC、紀の川東ICは交通渋滞が予想されますので、岩出根来IC、かつらぎ西ICからも迂回をお願いします」
これは、通行止め区間の両端にある紀の川ICと紀の川東ICに車が集中することを、あらかじめ見込んでいるという意味です。ナビの指示どおりにいちばん手前のICで降りると、その出口自体が渋滞している可能性があります。和歌山方面へ向かうなら岩出根来IC、橋本・奈良方面から来るならかつらぎ西ICと、ひとつ手前で降りる案も用意しておくほうが安全です。
前にこの区間が使えなかったとき、周りの道は何台増えたのか
実は同じ場所で、2023年12月5日から紀の川ICの出入口が約1年間閉じていたことがあります(2024年12月12日午前5時に再開)。そのとき国土交通省が周辺道路の交通量を実測しており、数字が公表されています。
| 測った場所 | 通行止め前 | 通行止め後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 京奈和道 紀の川IC〜紀の川東IC | 20,400台/日 | 18,200台/日 | 0.89倍(約1割減) |
| 県道 粉河加太線(同区間と並行) | 3,600台/日 | 6,300台/日 | 1.75倍(約2,700台増) |
| 国道24号(岩出根来IC側と並行) | 30,700台/日 | 30,100台/日 | 0.98倍(ほぼ変わらず) |
| 県道 粉河加太線(岩出根来IC側) | 8,500台/日 | 7,700台/日 | 0.91倍 |
目を引くのは、もともと1日3,600台しか通っていなかった県道が6,300台になったことです。国道24号のほうは3万台規模で走っていて0.98倍とほぼ動いていません。つまりあふれた車は太い国道ではなく、区間と並んで走る細い県道に寄ったという結果でした。
この数字はICの出入口だけが閉じたときのもので、今回のように本線そのものが止まる場合と条件は同じではありません。それでも「どの道が受け皿になるか」の当たりはつきます。国道24号に出れば済むと考えて粉河加太線に入ると、前回いちばん増えた道を選ぶことになります。
そもそも、この場所で何が起きていたのか
2023年12月の通行止めは工事ではなく、路面変状——つまり道路の路面に亀裂が入ったことが理由でした。原因は対策検討委員会が2024年3月1日に公表しています。要約すると、次の流れです。
- 紀の川IC周辺は地形の条件から、盛土の中に地下水がたまりやすい形をしていた
- 水を通すはずの盛土材が、長い年月のあいだに地下水位の上下をくり返すうちに細かい粒が増え、水を通す力が落ちた
- そこへ隣接する池の水位が下がったとき、盛土の中の地下水位がついていけなかった
- 残った水の水圧と盛土の土圧が許容値を超え、盛土全体が動いて路面に亀裂が出た
対策は2段構えで、まずランプの盛土を軽くして交通を開放し(ステップ1)、恒久対策として地すべりを抑える押え盛土工法などを行う(ステップ2)とされました。
ただし今回8月24日から行われている舗装工事が、この路面変状対策の一部なのかどうかは、7月24日の発表資料には書かれていません。同じ紀の川IC周辺で起きた出来事として並べていますが、直接つながっているとは断定できません。
もうひとつ。ここで原因として挙がっているのは、盛土・ため池・地下水位という、宅地でもそのまま出てくる言葉です。道路の盛土は設計も点検も宅地よりはるかに手厚いのに、それでも地下水の動きで20年単位のあとに変状が出ることがあります。造成された土地を買うときに、切土か盛土か、近くに池や水路がなかったかを古い地図で見ておく意味は、こういうところにあります。
生活・仕事にどう効くか
- 朝夕の通勤:8月31日〜9月5日は上下線とも終日通行止めになるので、和歌山方面・橋本方面のどちらへ向かう人も一般道へ降りることになります。1回目(8月24日〜29日)は下り線だけなので、橋本・奈良方面へ向かう上り線は通れます。
- 迂回先の混み方:国土交通省は紀の川IC・紀の川東ICでの渋滞を見込み、ひとつ手前の岩出根来IC・かつらぎ西ICから降りることも呼びかけています。前回この区間のICが1年閉じたときは、並行する県道粉河加太線の交通量が1日3,600台から6,300台(1.75倍)に増えました。
- 9月5日から先:工事が終われば下り線の施工ヤードがなくなり、仮設防護柵の代わりにワイヤロープが入って追い越し車線が戻ります。今の対面通行の状態は9月5日の朝で終わる見込みです。
結局どうすればよいか
- 8月31日〜9月5日は上下線とも終日通れないので、その週の予定を先に見直しておく
- 紀の川IC・紀の川東ICは混むと見込まれているため、岩出根来ICまたはかつらぎ西ICで降りる経路も用意しておく
- 作業が早く終われば期間内に解除されることがあるので、出発前に和歌山河川国道事務所のサイトか道路情報板で当日の状況を確かめる
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
自分の場合を調べる(無料ツール)
公式出典
- 国土交通省 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所「国道24号 京奈和自動車道 紀の川東IC〜紀の川IC 終日通行止めのお知らせ」(別紙1・別紙2を含む)(2026年7月24日発表)
- 国土交通省 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所「京奈和自動車道 紀の川IC(出入口)路面変状により通行止め(第6報)〜対策検討委員会の結果〜」(2024年3月1日発表)
- 国土交通省 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所「京奈和道 紀の川IC通行止めに係る交通モニタリング調査結果(速報値)」(2023年12月26日発表)
- 国土交通省 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所「紀の川IC通行止めに伴う対応」(2024年12月12日発表)
更新履歴
- 2026年8月24日 初版を公開
※本記事は2026年8月24日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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