静岡県伊豆の国市で、検事をかたる電話により現金計2,500万円をだまし取られる被害が報じられました。検察庁は、職員が電話で預金の振り込みや口座変更を求めることはないと注意を呼びかけています。
[事件・事故] この記事の要点
2026年11月4日 発表
- 検察官や警察官を名乗る相手から電話を受けた人
- 家族が不審な送金をしていないか心配な人
電話で捜査を装う
| 項目 | 確認できた内容 |
|---|---|
| 地域 | 静岡県伊豆の国市 |
| 電話の時期 | 2026年10月中旬から下旬 |
| 名乗った立場 | 福岡地検の検事 |
| 送金 | 6回、計2,500万円 |
| 発覚 | 不審な高額送金に気づいた金融機関が警察へ相談 |
テレビ静岡の11月4日付報道は、警察の説明として、自宅の固定電話に検事を名乗る男から電話がかかってきたと伝えています。相手は女性名義の電話や口座が犯罪に使われたかのように説明し、本人まで共犯者として逮捕されるおそれがあると思い込ませたといいます。

画像の出典
国土地理院「地理院地図」淡色地図(2026年11月6日取得)。市町村名の検索結果を中心にした周辺図で、現場や規制範囲を示すものではありません。相手は、秘密にしていれば在宅での捜査にできるという趣旨の話もしていました。さらに、口座にある紙幣の番号を確認する必要があると説明して指定口座への送金を求め、女性は6回に分けて振り込んだと報じられています。振り込み先が捜査機関の正式な口座だったという話ではありません。
銀行の相談で発覚
短期間の高額送金を不審に思った金融機関が警察に相談し、被害が明らかになりました。テレビ静岡によると、警察が事情を聞いたときも、女性は詐欺に遭ったと気づいていなかったということです。被害者を責める材料として読むのではなく、本人だけでは不審な取引を見分けられない場面がある事例として受け止めたい内容です。
今回の報道にあるのは、逮捕への不安と、誰にも話さないよう求める説明、そして送金要求が重なった流れです。肩書きがもっともらしいことや、口調が落ち着いていることは本人確認になりません。電話の相手が案内した連絡先だけに頼らず、所属先を自分で調べ直して確認する必要があります。
検察庁は送金を求めない
検察庁の公式注意喚起では、検察官や検察事務官を含む職員が、電話などで銀行口座への現金振り込みや預金口座の変更を依頼することはないと明記しています。検察庁の庁舎以外で、現金やキャッシュカードを受け取ることもないとしています。
つまり、捜査のため、口座の確認のためと説明されても、電話で送金を求められた段階で検察庁の公表内容と食い違います。相手の話を最後まで聞いて真偽を当てようとせず、いったん会話を終え、第三者に相談するのが先です。相手が実在の職員名を名乗っても、その氏名だけで本人とは判断できません。
相談先を分ける
すでに振り込んだ、口座情報を伝えた、家族が送金を続けているという場合は、利用した金融機関と警察に状況を伝えてください。何月何日ごろ、どの番号から、どんな説明があり、どこへ送金したかを整理すると相談時に経緯を説明しやすくなります。返金されるかどうかは個別の状況によるため、この記事で回収を約束することはできません。
警察庁は、事件や事故の緊急通報は110番、緊急でない生活上の相談は最寄りの警察署または#9110を案内しています。家族との会話では、電話を切ってから相談するという手順を共有しておくと、相手に急がされた場面でも判断を人に渡せます。今回の事件の発生地域と、公的機関が求めない行為をセットで覚えておくと、似た電話に対応しやすくなります。
結局どうすればよいか
- 捜査名目の送金要求には応じず、電話を切って自分で確認した窓口へ相談する
- 緊急でない警察相談は最寄りの警察署か#9110を利用する
出典・確認先
更新履歴
- 2026年11月6日 出典と条件を確認して初版を公開
※2026年11月6日に確認した情報です。開催・販売の条件は出典の最新案内をご確認ください。
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