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メスティンが焦げる人に「SOTOのイタダキ」

メスティンでご飯を炊くと、底が黒く焦げてこびりつく。火を弱めれば芯が残り、強めれば焦げる。キャンプで炊飯につまずく人の多くが、この往復をしています。

SOTO(ソト)のスチームライスクッカー「ITADAKI(イタダキ)」は、米の入った器を火にかけません。下の器でお湯を沸かし、その蒸気で炊きます。底が焦げない代わりに、メスティンには無かった失敗が2つ増えます。

この記事では、ITADAKIをメーカー公式の仕様と、実際に使った3人の記事で整理します。運営者はこの商品を買っていません。使い心地は、書いた人の名前を添えて紹介します。

SOTO(新富士バーナー)

スチームライスクッカー ITADAKI(イタダキ)

スチームライスクッカー ITADAKI(イタダキ)

型番 SOD-523炊飯量 0.5〜0.8合総重量 約250g公式価格 7,480円(税込)

お湯を張った器の中に、米と水を入れた器を浮かせて置き、蒸気で炊く二重構造のクッカーです。

画像:Amazon.co.jp の商品ページより(クリックでAmazonの商品ページが開きます)

先に結論

  • ✓ 米の器が火に触れないので、底は焦げません。
  • ✓ その代わり、下の器のお湯が干上がると空焚きになります。沸騰後10分を超える加熱に公式が注意を出しています。
  • ✓ IHと焚き火には使えません。家のガスコンロの五徳に載らなかった、という使用者の記録もあります。

Amazonの商品ページは下のボタンから開けます。

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販売元はAmazon.co.jpです。

※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。

目次

メスティンが焦げる理由

メスティンは、米と水を入れた鍋をそのまま火にかけます。水が減ってくると、鍋底に触れている米だけが先に高温になり、焦げ付きます。火加減の「コツ」がたくさん語られるのは、この温度を腕で管理しているからです。

ITADAKIは管理のしかたを変えました。外側のマグ650に水350mlを入れて沸かし、内側のマグ350は外側に触れずに浮いた状態で蒸されます。公式は「火に直接かけない『蒸気の熱』で炊飯を行う」と説明し、特集ページでは焦げ付きを「0%」と書いています。

メスティンは米の入った鍋を直接火にかける。ITADAKIは外側の器でお湯を沸かし、その蒸気で内側の器の米を炊く
メスティンとITADAKIの加熱のしかたの違い(公式の構造説明をもとに作図)。

米の器を直接火に当てない点では、防災の講習で教わるポリ袋炊飯と考え方が近い仕組みです。焦げない理由がはっきりしているぶん、失敗の場所は別のところへ移ります。それが空焚きと、火にかけるときの置き場所です。

使った人が書いていたこと

家電Watchの野本美樹氏は、無洗米0.5合を基本どおりに炊き、そのあと水を減らす、0.75合に増やす、吸水を飛ばす、と条件を変えて試しています。

炊飯後、リッドを外すとつやつやのご飯が顔を出すので、初めて使用したときはかなり感動しました。

家電Watch 野本美樹「直火炊飯失敗しません! ふっくら炊けるSOTO小型クッカーがイイ」

野本氏は、基本の水加減だと少しやわらかめで、水を80〜90mlに減らすと好みのかためになったと書いています。どの条件でも失敗したと感じたことはなかったそうです。

アウトドア誌ビーパルの坂本りえ氏は、沸騰まで約3分、炊飯10分、蒸らし10分で炊き上げました。焦げ付きは無かった一方で、仕上がりは「じつはちょっとだけ硬めだった」と書いています。その場合はマグ650に水を少し足して再加熱すればよく、最終的にふっくらしたそうです。

登山情報サイトYAMA HACK(ヤマハック)の山岳ライター吉澤英晃氏は、炊き上がりの写真に「鍋底に焦げ付きは一切ない」と添えています。そのうえで、説明書の「弱火」の加減が分かりにくかったと書いています。この点は次の節で取り上げます。

取り上げたきっかけ

秋はキャンプの季節で、メスティンの焦げ付きを調べる人が増えます。焦げを腕で防ぐのではなく、構造で避ける道具として取り上げます。

どんな商品か

パーツはマグ350、マグ650、リッド(ふた)、スペーサー、リフター(取っ手)、メッシュ収納袋の6点です。使い終わったら全部をマグ650の中に重ねて収められます。

外側のお湯の蒸気で、内側の米を炊く仕組みです。
外側のお湯の蒸気で、内側の米を炊く仕組みです。
浸水1時間、沸騰後10分、蒸らし10分が基本の流れです。
浸水1時間、沸騰後10分、蒸らし10分が基本の流れです。
リッド、マグ350、スペーサー、マグ650、リフター、収納袋のセットです。
リッド、マグ350、スペーサー、マグ650、リフター、収納袋のセットです。
別売りの小型ガス缶も中に収まります。
別売りの小型ガス缶も中に収まります。

画像:Amazon.co.jp の商品ページより

炊飯のあとマグ650に残ったお湯は、スープや即席みそ汁に使えます。公式は、冷めたおにぎりの温め直しや、蒸し野菜にも使えると説明しています。

主な仕様

使用時サイズ 直径108(鍋底96.6)×高さ155mm
収納時サイズ 直径108(鍋底96.6)×高さ134mm
総重量 約250g(収納袋18gを含む)
マグ350 容量350ml(満水400ml)・ステンレス
マグ650 容量650ml(満水700ml)・アルミニウム
リッド・スペーサー ポリプロピレン
炊飯量 0.5合〜0.8合
ガス1本での炊飯回数 125g缶で約4.5回、250g缶で約8回
使えない熱源 IH、焚き火
原産国 中国
2合など大人数分の炊飯 対応していません(0.8合まで)
保証期間 確認できませんでした
公式価格 7,480円(税込)

SOTO公式の製品ページと特集ページから。2026年10月3日確認。

Amazonの商品画像には約240gと書かれたものがありますが、この記事では公式ページの約250gを採っています。

炊き方と火加減の目安

  • マグ350に水100mlを入れ、米0.5合を加えて約1時間浸水させる。
  • マグ650に水350mlを入れ、スペーサーとマグ350を重ね、リッドをのせる。
  • 弱火で沸騰させ、そのまま10分加熱する。標高が高い場所や寒い場所は15分が目安。
  • 火を止めて10分蒸らす。

迷いやすいのが「弱火」です。吉澤氏は、炎が鍋底に当たらないほど絞ると、いつまでも沸騰しなかったと書いています。吉澤氏の質問に、メーカーの担当者は次のように答えています。

適正な弱火で加熱した場合、沸騰までに常温(外気温25℃程度)で約4分前後かかります。

YAMA HACK 吉澤英晃「SOTO『スチームライスクッカー ITADAKI』をレビュー!」2ページ目

炎の見えにくい昼間は、沸騰までの時間で火力を合わせるのが目安になります。沸騰したかどうかは、リッドの隙間から上がる湯気で分かります。

シングルバーナーにのせた小さな鍋から湯気が上がっている
シングルバーナーでの調理の様子。写真はイメージで、ITADAKIではありません(写真:Pexels)。

注意点

焦げない代わりに出てくる注意点を、公式の説明と使った人の記録からまとめます。

  • 沸騰後の加熱が長すぎると、マグ650の水が干上がって空焚きになります。公式は沸騰後10分以上の加熱に注意を出し、野本氏は15分以内を守るよう書いています。
  • IHと焚き火には使えません。公式は、樹脂パーツの変形とアルマイト加工の劣化を理由に挙げています。
  • 鍋底は直径96.6mmです。野本氏の家のガスコンロでは五徳に合わず、別のミニ五徳を足して使っています。
  • 炊けるのは0.8合までです。2人以上の食事を一度にまかなう道具ではありません。
  • 加熱中はすべてのパーツが熱くなります。リッドやマグは付属のリフターで持ちます。

家でカセットコンロに載せる場合も、野本氏の記録では載るものの少し動かすと傾きやすかったそうです。手持ちの五徳の幅を先に測っておくと安心です。

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在庫や配送の状況は、リンク先の表示をご確認ください。

こんな人は見てもよさそう

  • メスティンでご飯を炊くと、毎回のように底が焦げてしまう人。
  • ソロキャンプや登山で、1人分のご飯を炊きたての状態で食べたい人。
  • 炊いたあとの鍋を、水の少ない場所でも手早く片付けたい人。

反対に、家族の分をまとめて炊きたい人や、焚き火で調理したい人には向きません。メスティンで焦げずに炊けている人なら、持ち替える理由は大きくないはずです。

この記事で確認した情報源

商品ページは、こちらのボタンから開けます。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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