HUAWEI FreeClip(ファーウェイ フリークリップ)2 SとFreeClip(フリークリップ)2の違いは、まず充電ケースの仕上げと大きさです。片耳約5.1g、約9時間の音楽再生、10.8mmのドライバーは同じ。新しい名前だけで音や電池が大幅に変わったと考えると、買い替えの判断を誤ります。
とくに「低音と音量が100%向上」「演算能力10倍」という公式の数字は、FreeClip 2との比較ではありません。脚注では初代FreeClipとの比較とされています。2 Sの市場想定価格は税込32,780円。外観、収納、空間オーディオを使う条件まで分けて見ます。
運営者は両製品を使用していません。公式の日本向け仕様を照合し、実物を使ったコウチワタル氏の記事と使用映像を紹介します。一般販売が始まった現行品として取り上げます。
HUAWEI
HUAWEI FreeClip 2 S パールシルバー
耳を塞がない片耳約5.1g鏡面ケース
穴に差し込むイヤーピースを使わない、耳を挟むイヤーカフ型です。
画像:Amazon.co.jp の商品ページより(クリックでAmazonの商品ページが開きます)
FreeClip 2との違い
| 比べる項目 | FreeClip 2 S / FreeClip 2 |
|---|---|
| イヤホン片耳の重さ | 約5.1g / 約5.1g |
| 音楽再生・単体 | 約9時間 / 約9時間 |
| ケース込みの音楽再生 | 約38時間 / 約38時間 |
| ドライバー | 10.8mmデュアル振動板 / 同じ |
| ケース重量 | 約39.4g / 約37.8g |
| ケース寸法 | 48.9×48.6×37.4mm / 50.0×49.6×25.0mm |
| 無線のバージョン | Bluetooth(ブルートゥース)6.0 / 6.0 |
日本向け公式仕様の比較。寸法は長さ×幅×高さ。再生時間はメーカーの試験条件による値です。
ケースの高さは25.0mmから37.4mmへ、12.4mm増えています。底面の長さと幅は少し小さくても、薄いケースではありません。ズボンの浅いポケットや小さなバッグへ収めたい人は、写真の丸さだけで選ばず、厚みの実寸を確かめるほうが確実です。
公式がいう「ケース内のスペース20%拡大」は、外形の体積が20%増えたという意味ではありません。収納空間の比較です。外寸から内部容量を計算して、イヤホンやアクセサリーが入る量を決めることもできません。持ち運びの厚さと、取り出しやすさを別々に比べます。
\まずケースの厚みと色を確かめる/
価格・在庫・販売元・保証条件はリンク先で確認できます。
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音質の数字の読み方
2 Sの紹介ページにある低音・音量の100%向上、演算能力10倍、C-bridge(シーブリッジ)の柔らかさ約25%向上は、初代FreeClipを基準にした数字です。FreeClip 2を持っている人が、この数字をそのまま2からの上積みとして足すことはできません。比較元を外すと別の意味になります。
2と2 Sは、イヤホンの外寸も約18.8×26.7×25.4mmで共通です。ドライバー径と電池容量も同じですが、それだけで聴こえ方が完全に同じだと断定することもできません。耳の形、取り付け位置、音量、アプリ設定で印象が変わるためです。ここでは仕様で確認できた差に絞ります。
2 Sは空間オーディオと頭の向きに追従するダイナミックヘッドトラッキングを案内しています。ただし対応端末や設定の条件があります。手持ちのスマートフォンで使えるかを、メーカーの脚注とアプリ側で確認してから追加の価値を判断してください。Bluetooth接続ができることと、すべての追加機能が使えることは別です。
また、国内の現行公式仕様では2も2 SもBluetooth 6.0です。「2 Sだけが6.0」という比較は、この2ページの数字とは一致しません。発売直後の記事や海外版の記事では条件が違うことがあるので、日本向けの現行仕様を基準にしています。
読者
2を使っていたら、Sへ替えると電池が長持ちする?
公式の音楽再生時間はどちらも単体約9時間、ケース込み約38時間です。電池を延ばすための買い替えにはなりません。
使用感を紹介した人
コウチワタル氏は@DIME(アットダイム)の記事で数週間使ったと記し、ケースの収納のしやすさを評価する一方、鏡面の指紋や汚れ、大きくなったケースを挙げています。基本的な音響性能と電池持ちは前モデルと同等という見方で、すでに2を使う人の買い替えには慎重です。これは同氏の使用評価で、運営者の感想ではありません。
静かな机で作業しながら家族の呼びかけを聞く場面と、電車の音を避けて音楽に集中する場面では、求めるものが違います。これは耳を塞がない構造です。周囲の音が聞こえることを目的に選び、密閉型イヤホンの遮音性を期待しないほうが用途に合います。通話のノイズ低減も、聴く側の周囲音を消す機能とは分けてください。
S-MAX(エスマックス)の使用紹介映像。製品の外観と装着の様子を確認できます。
充電と防水の注意
イヤホン本体はIP57(防塵・耐水の保護等級)、ケースはIP54で、同じ等級ではありません。水泳や高圧のシャワー用ではなく、汗や水分が付いたら拭いてから充電します。充電ケースごと水洗いできるという意味に広げないでください。液体による損傷は保証対象外と公式に記されています。
USB Type-C(ユーエスビー タイプシー)の充電ケーブルは付属しません。箱に入るのはイヤホン、ケース、案内類です。手元の充電器やケーブルが使えるか、購入前に用意します。ワイヤレス充電にも対応しますが、公式測定ではケースのみの充電に約150分、有線なら約50分と条件が異なります。
自動音量調整や長押し操作は、最初から希望どおりに動くとは限りません。公式仕様では長押しは初期設定で「なし」で、手動選択が必要です。HUAWEI Audio Connect(ファーウェイ オーディオ コネクト)アプリで設定します。2台同時接続の管理もアプリで確かめると、スマートフォンとパソコンの切り替え条件を把握できます。
充電時間や約9時間・約38時間という数字は、音量50%などメーカーの試験条件によります。空間オーディオや通話を組み合わせた自分の使い方で、その時間を保証するものではありません。通話の公表値は単体約6時間、ケース込み約25時間なので、会議中心なら音楽の値と取り違えないようにします。
どちらを選ぶか
- 今のFreeClip 2が快調で電池も足りるなら、共通仕様を理由に急いで替える必要はありません。
- 鏡面のパールシルバー・ディープシーブルー、収納時のゆとりを優先するなら2 Sが候補です。
- ポケットの薄さを優先するなら、2のケース高さ25.0mmと2 Sの37.4mmを比べます。
- 空間オーディオが目的なら、自分の端末・アプリ・対応条件の確認を先に済ませます。
購入ボタンは、付属アクセサリーセットや保護ケースではなく「FreeClip 2 S パールシルバー」本体へつながります。通常の2、初代、2 S用のカバーは別商品です。商品名にSがあるか、色、同梱品、販売元、保証を最後に照合すると買い間違いを減らせます。
この記事で確認した情報源
- ・ファーウェイ:FreeClip 2 S機能(初代との比較条件・機能の脚注。)
- ・ファーウェイ:FreeClip 2 S仕様(重さ・外寸・充電・防水・付属品。)
- ・ファーウェイ:FreeClip 2仕様(国内現行仕様の比較元。)
- ・ファーウェイ新製品発表(一般販売と市場想定価格。)
- ・@DIME(アットダイム):コウチワタル氏の使用記録(記名の使用評価。)
- ・S-MAX(エスマックス)の使用紹介(製品の外観と映像。)
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