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五島列島の暮らし 福江島は便利、10の有人島は同じではない

五島列島の福江島と10の有人島の暮らし、船と災害を表したアイキャッチ

五島列島の暮らしは、福江島の市街地だけを見ても、小さな島だけを見ても分かりません。五島市には福江島を中心に10の有人島があり、スーパーや病院への距離、船の本数、学校、仕事は島ごとに違います。海が荒れれば、人だけでなく食品、郵便、薬、工事資材の到着も変わります。それでも、海、仕事、家族、地域との関係を求めて移り住む人がいます。

この記事でわかること

  •  五島市は福江島を中心に10の有人島で構成。五島列島全体と五島市は同じ範囲ではない
  •  福江地区には大型スーパー、ドラッグストア、医療機関などが集まる。小さな有人島とは生活の選択肢が違う
  •  福江川水系は洪水、海岸は津波・高潮、斜面は土砂災害。船の欠航と道路寸断も生活リスクとして重ねる
目次

福江島は便利 でも10の有人島は同じではない

五島市福江地区と港周辺の空中写真
五島市福江地区。港、市街地、川、海岸が近く、買い物の便利さと水害・津波の確認が同居する。写真:国土地理院(Wikimedia Commons、出典明示)

五島市の公式サイトに表示された人口は2026年9月7日現在32,775人です。五島市は福江島と周辺の10の有人島で構成されますが、「五島列島」には新上五島町など市外の島も含まれます。この記事では五島市、特に福江島を軸にし、小さな有人島との違いを見ます。

五島市の福江地区、福江島内の集落、小さな有人島で異なる生活条件の図
市街地、福江島内の集落、船で結ばれる小さな有人島では、買い物・医療・移動の条件が変わる

五島市の暮らし案内では、福江地区に大型スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、コンビニ、医療施設があると紹介されています。福岡から飛行機で約40分、長崎から約30分、長崎からジェットフォイルで約85分という便もあります。

一方、福江島内でも市街地を離れれば車が必要になり、二次離島では船の時刻が一日の骨格になります。「離島なのに便利」という評価は、福江地区のどこに住むか、車を使えるか、勤務時間と船が合うかで変わります。

住まいのリスクに対する備え

土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。

アイリスオーヤマ 防災リュック 1人用 33点セット(防災士監修)

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一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。

トイレの女神PREMIUM 簡易トイレ 100回分

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断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。

Lepro LEDランタン(電池・充電の2way給電)

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停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。

キーホルダー型 LEDライト(充電式・小型)

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鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。

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仕事は少ないだけではない 複数の役割が暮らしになる

五島市の移住ガイドは、都市部に比べて仕事が少なく、賃金も低い傾向があることを率直に伝えています。そのうえで農林水産、観光、宿泊、飲食、医療福祉、建設、地域おこし、リモートワークなどを探します。

市の移住者紹介には、移住前から島で働き、釣りや地域行事への参加を重ねて定住した人や、マリンスポーツ、カフェ、イベント、ガイドなど複数の仕事を組み合わせる人が登場します。島暮らしは一社に雇われる道だけではありませんが、季節ごとの売上、社会保険、悪天候で仕事が止まる日まで数字にする必要があります。

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五島市の2026年移住セミナーは、買い物、医療、インターネット、教育、「実際に大変なこと」まで扱い、ユーアイターン者の多い福江島を中心に説明しています。支援制度より先に、日常の生活圏を具体化する順番が大切です。

災害は海だけではない 福江川、斜面、船を重ねる

五島列島で確認する洪水、土砂災害、津波・高潮、船の欠航の図
福江地区の川、小さな島の斜面と海岸、島外交通を一続きで確認する

五島市の洪水ハザードマップは、福江川水系の福江川、後の川、鷹ノ巣川、牟田川を対象にしています。福江市街地は便利ですが、川と低地、海が近い場所では洪水、内水、高潮、津波を別々に確認します。

五島市の防災ハザードマップには、土砂災害警戒区域と最大クラスの津波想定、指定避難所が掲載されています。小さな島や入り江の集落では、住宅の背後に斜面が迫り、海側へ下りる道路しかない場所もあります。斜面から離れる避難と、津波で高い場所へ上がる避難が同じ方向とは限りません。

長崎県は五島・壱岐・対馬沿岸の高潮浸水想定区域図も公表しています。高潮は台風時の海面上昇、津波は主に地震などによる波で、避難情報の種類が違います。海の近くなら両方を確認します。

船の欠航は災害そのものではなくても、離島では暮らしへの影響が大きくなります。二次離島では、通院、通学、仕事、宅配の代替が少ないことがあります。気象が悪化する前に本島へ渡るのか、島内で数日待つのかを家族と勤務先で決めます。

場所・状況 暮らしで確認すること
福江川水系・市街地低地 洪水・内水、低い道路、車を移す場所
海岸・港の近く 津波・高潮、高台への徒歩経路、港が使えない日
斜面・谷筋の集落 土砂災害警戒区域、早めの避難、道路の代替
二次離島 船の本数、欠航時の薬・食品、島内の診療体制
島外通院・出張 前泊・後泊、付き添い、欠航時の予約変更費

船が止まる島に、なぜ住むのか

五島で暮らす理由は、きれいな海だけではありません。家族の故郷へ戻る人、海や自然に関わる仕事を選ぶ人、小さな商いをつくる人、地域の祭りや行事の中で役割を持つ人がいます。移住前から何度も通い、人と仕事の関係を作ってから住む例もあります。

人との距離が近い暮らしは、助け合いにつながる一方、役割や付き合いも増えます。船に合わせる時間は窮屈さにも、暮らしのリズムにもなります。「不便でも住みたい」ではなく、自分が欲しい仕事と関係がその島にあり、そのために引き受ける不便が具体的かどうかが大切です。

五島列島へ移住する前に確認する7項目

  • 五島市、福江島、二次離島を区別し、候補住所の生活圏を決める
  • 平日の買い物、通院、通勤、通学を船やバスの時刻で組んでみる
  • 福江川など最寄りの川、低地、斜面、津波・高潮を地図で重ねる
  • 船が数日止まった場合の薬、食品、燃料、仕事資材を決める
  • 求人の給与・季節差と、複業、車、島外移動費を家計に入れる
  • 島外の専門医療や家族介護に必要な日数と付き添いを想定する
  • 移住体験や複数回の滞在で、悪天候と平日の地域関係を見る

五島列島の船と防災をもう一段深く見る

五島列島で暮らすという言葉は、まだ広すぎます。福江地区なのか、福江島の集落なのか、さらに船で渡る島なのか。地名を一段ずつ絞り、川、斜面、港、仕事を重ねることで、「島に住む憧れ」が実際に続けられる暮らしへ変わります。

出典と確認日

人口、島の構成、暮らし、移住者、防災、洪水は五島市、高潮は長崎県の公表資料を参照し、2026年9月7日に確認しました。人口、運航、求人、支援制度、警戒区域は更新されるため、移住・契約・避難計画では最新版を確認してください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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