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不動産鑑定士 合格発表/208人が合格

🗨️「令和8年(2026年)の不動産鑑定士試験は、何人が合格したのですか?」

国土交通省(土地鑑定委員会)が10月16日に発表した論文式試験の結果は、受験者1,182人のうち208人が合格、合格率は17.6%です。合格点は600点満点で合計338点以上でした。合格者の平均年齢は31.6歳で、最年少は19歳、最高齢は63歳。合格者数は令和3年以降の6年間でいちばん多く、前年の173人より35人増えています。

[不動産] この記事の要点

発表日・更新日

2026年10月17日 発表

影響を受ける人
  • 令和8年の論文式試験を受けた人
  • 来年以降に不動産鑑定士試験を受けるつもりの人
目次

今年の合格発表の中身

項目令和8年(2026年)令和7年(2025年)
試験日8月1日(土)〜3日(月)8月2日(土)〜4日(月)
申込者1,838人1,566人
受験者1,182人981人
合格者208人173人
合格率17.6%17.6%
合格点(600点満点)合計338点以上合計380点以上
発表日10月16日(金)10月17日(金)

出典:国土交通省の報道発表と別紙2。試験地は東京都・大阪府・福岡県の3か所で、科目は民法・経済学・会計学・不動産の鑑定評価に関する理論の4つです。合格点には「科目別の基準点に届かない人は除く」という条件が付いています。合計が338点を超えていても、1科目でも基準点を割ると不合格です。

論文式の前に行われた短答式試験(5月17日)は、2,407人が受けて900人が通りました。合格率は37.4%です。短答式で6割強が落ち、論文式でさらに8割強が落ちる、という二段構えの試験です。

i 合格者の受験番号は、国土交通省の報道発表ページの別紙1(PDF)に載っています。官報での公告は11月2日(月)の予定です。

試験を担当する国土交通省の公式Xも、発表当日に次のように告知しています。合格者には合格証書が10月16日に発送される予定で、論文式試験の成績通知書(はがき)は11月中旬に届く予定です。

合格者数と合格率の推移

国土交通省が毎年の発表で出している受験者数と合格者数を、令和3年から並べました。

年受験者合格者合格率
令和3年(2021年)809人135人16.7%
令和4年(2022年)871人143人16.4%
令和5年(2023年)885人146人16.5%
令和6年(2024年)847人147人17.4%
令和7年(2025年)981人173人17.6%
令和8年(2026年)1,182人208人17.6%

出典:国土交通省 令和7年・令和8年の報道発表。令和3〜7年の合格率は、発表された受験者数と合格者数から計算しました。

受験者は5年で約1.46倍に増え、この6年で初めて1,000人を超えました。前年からの増え方も201人と、この6年でいちばん大きい伸びです。それでも合格率は16〜17%台から動いていません。受験者が増えた年は合格者も同じ割合で増えていて、「6人に1人」という狭さは6年間ほぼ同じです。

?
読者

受験者が増えたなら、合格しにくくなったのでは?

おかあさん

数字の上では、そうなっていません。今年の合格率17.6%は前年と同じで、6年間で見ると高いほうです。人数が増えた分だけ、合格の枠も広がっています。

合格点と科目別の平均点

今年の合格点は合計338点以上で、前年の380点から42点下がりました。科目ごとの平均点を見ると、下がった理由の中身が見えます。

科目(配点)令和8年 平均点令和7年 平均点差
民法(100)44.2点51.0点−6.8点
経済学(100)32.2点59.6点−27.4点
会計学(100)43.2点41.7点+1.5点
鑑定評価の理論(300)123.3点126.7点−3.4点
総合(600)243.0点278.9点−35.9点
最高点467点514点−47点

出典:国土交通省 別紙2(令和7年・令和8年)。差は計算です。

目立つのは経済学です。平均点が59.6点から32.2点へ、ほぼ半分になりました。総合の平均点は約36点下がっていて、合格点の下がり幅(42点)とほぼ同じ大きさです。受験者全体の点数が下がった年に、合格点もいっしょに下がった形です。

今年受けた人が自己採点で「380点に届かなかった」と思っていても、合否は今年の基準で決まります。去年の合格点を物差しにしないでください。

最年少19歳・平均31.6歳

合格者208人のうち、男性は177人、女性は31人でした。年齢は平均31.6歳で、最高齢は63歳、最年少は19歳です。前年は平均33.6歳・最年少20歳で、20歳未満の合格者は0人でした。今年は20歳未満の4人が受けて1人が合格しています。

年齢受験者合格者合格率
20歳未満4人1人25.0%
20〜24歳160人41人25.6%
25〜29歳247人68人27.5%
30〜34歳180人35人19.4%
35〜39歳136人28人20.6%
40〜44歳114人16人14.0%
45〜49歳94人6人6.4%
50〜54歳87人6人6.9%
55〜59歳80人3人3.8%
60歳以上80人4人5.0%

出典:国土交通省 別紙3「合格者の属性等について」。

20代は407人が受けて109人が合格し、合格率は26.8%(計算)。4人に1人を超えます。45歳以上になると、341人が受けて合格は19人、5.6%(計算)にとどまります。受験者の約3割が45歳以上なのに、合格者に占める割合は1割に届きません。

?
読者

40代、50代から目指すのは無理ということ?

おかあさん

今年も45歳以上で19人、60歳以上でも4人が合格しています。最高齢は63歳です。合格率の差は大きいですが、閉じた道ではありません。

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合格のあとと地価の関係

論文式に合格しても、その日から鑑定士を名乗れるわけではありません。国土交通省の発表どおり、法律にもとづく実務修習をすべて終え、国土交通省の名簿に登録を受けて、はじめて不動産鑑定士になります。

鑑定士の仕事は、毎年ニュースになる地価とつながっています。地価公示法の第2条は、土地鑑定委員会が標準地ごとに2人以上の不動産鑑定士の鑑定評価を求めて、正常な価格を判定し公示する、と定めています。今年合格した208人も、修習と登録を終えれば、この地価を出す側に入っていきます。

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生活・仕事にどう効くか

  • 来年の受験計画:受験者は令和3年の809人から1,182人へ約1.46倍に増えましたが、合格率は16〜17%台のままです。人数が増えた分だけ合格者も増えていて、狭き門の幅は変わっていません。
  • 合格した人のこれから:合格しただけでは不動産鑑定士を名乗れません。法律にもとづく実務修習をすべて終え、国土交通省の名簿に登録されて初めて鑑定士になります。

結局どうすればよいか

  • 合否は、国土交通省の報道発表ページにある「合格者受験番号」(別紙1)で自分の番号を確かめる
  • 来年受ける人は、今年の科目別平均点(経済学32.2点・民法44.2点など)と自分の過去問の点数を見比べる
  • 合格した人は、10月16日発送予定の合格証書と、11月中旬発送予定の成績通知書(はがき)が届いたら中身を確かめる

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公式出典

更新履歴

  • 2026年10月17日 初版を公開

※本記事は2026年10月17日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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