2026年9月29日夜、北海道美深町仁宇布の道道49号で、ヒグマが停車した軽乗用車に繰り返し突進した。ドライブレコーダーにはボンネットに乗り上げる様子も記録されている。運転していた30代女性にけがはなかった。
道道49号で何が起きた
北海道文化放送によると、午後7時半ごろ、30代女性が美深市街地方面へ軽乗用車を走らせていると、前方に親子とみられるヒグマ2頭が現れた。女性は危険を感じて停車したが、体長約1.5メートルの親グマが車に向かってきた。もう1頭は体長約1メートルとみられる。
現場は町の中心部から約10キロ離れた山間部で、激流の滝の近く。女性から連絡を受けた家族が警察に通報した。車はボンネットが損傷したものの自走でき、女性にけがはなかった。クマ2頭はその後、現場を離れたという。

クマの出る地域で用意しておくもの
出没地域に住む・通勤するなら、音で存在を知らせるのが基本です。遭遇を避けるための備えを挙げます。
出没地域では散歩やゴミ出しでも音を出すのが基本です。消音機能があると、街中では鳴らさずに持ち歩けます。
鈴で避けるのが前提で、これは遭遇したときの最後の手段です。屋外作業や通勤路が山際にある場合の備えとして。
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動画に映った突進
北海道警が報道機関を通じて公表した約20秒のドライブレコーダー映像では、道路に出た2頭を前に車が止まると、大きいほうのクマが向きを変える。後ろ脚で立ち上がって車の正面に迫り、体当たり。いったん離れた後も繰り返し突進し、ボンネットに乗り上げる様子が映っている。
ボンネットにはへこみや、爪で引っかいたような傷が残った。映像だけでクマが突進した理由は断定できない。警察は付近を通行する際に注意するよう呼びかけている。
映像提供:北海道警名寄署/配信:FNNプライムオンライン公式YouTube

仁宇布周辺の出没状況
美深町の出没情報には、9月29日に仁宇布地区の道道美深雄武線、激流の滝入口付近で成獣1頭が目撃されたと記載されている。同じ道路では4月と6月にも目撃情報があり、9月26日には町内の吉野地区でも目撃があった。町の記録にある29日の目撃が、今回車に突進したクマと同じ個体かどうかは分からない。
町は出没位置図を公開し、付近を通る人に注意を呼びかけている。また、8~10月はデントコーン畑周辺での出没が増えるとしている。山間部へ向かう前には、最新の情報を確認したい。

車から降りず距離を取る
車内からクマを見かけても、撮影や見物のために近づかず、車外に出ない。環境省の知床羅臼ビジターセンターも、道路沿いでのむやみな停車や降車を避けるよう案内している。前方をふさがれた場合は、周囲の交通に注意して安全な位置で待ち、無理に進まない。クマが離れた後は、目撃場所を警察や町に伝える。
今回はけが人が出なかった一方、車には損傷が生じた。仁宇布周辺を通る際は町の出没情報を確かめ、クマを見つけても車から出ずに距離を保ってほしい。
生活・仕事にどう効くか
- 付近を通行する人:同じ道路沿いでは今年も複数の目撃記録があるため、出発前に町の位置図を確認する。
結局どうすればよいか
- 町の出没位置図で最新の目撃情報を確認する
- クマを見ても車から降りず、安全な距離を保つ
公式出典
- 北海道文化放送/FNNプライムオンライン「美深町で親グマが車に突進」(2026年9月30日発表)
- FNNプライムオンライン公式YouTube(北海道警名寄署提供映像)(2026年9月30日発表)
- 共同通信「北海道でヒグマが車に体当たり」(2026年9月30日発表)
- 美深町「ヒグマ出没情報」(2026年9月29日発表)
- 環境省・知床羅臼ビジターセンター「クマの危険回避」
更新履歴
- 2026年9月30日 美深町の事故映像、被害、町の出没情報を確認して公開
※2026年9月30日時点で公表されている映像・報道・美深町の情報をもとにしています。通行前には町の最新の出没情報を確認してください。
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