🗨️「旭市で震度4。家は壊れるほどの揺れだったの?」
気象庁の解説表では、木造住宅の壁のひび割れは震度5弱から、地面の亀裂や液状化も震度5弱からの項目です。震度4で書かれているのは、つり下げ物が大きく揺れる、食器が音を立てる、座りの悪い置物が倒れることがある、といった屋内の状況までです。ただし旭市は、2011年の震度5強で773棟が液状化の被害を受けた土地です。
[災害] この記事の要点
2026年10月8日 発表
- 旭市とその周辺に住む人
- 震度4を観測した地域で、家具や食器の被害を確かめたい人
- 旭市で液状化しやすい土地の家に住む人
震度4と5弱の違い
| 項目 | 震度4 | 震度5弱 | 震度5強 |
|---|---|---|---|
| 屋内 | つり下げ物は大きく揺れ、食器類は音を立てる。座りの悪い置物が倒れることがある | 食器類や書棚の本が落ちることがある。固定していない家具が移動することがある | 落ちるものが多くなる。固定していない家具が倒れることがある |
| 木造住宅 | (記述なし) | 耐震性が低い家は、壁などに軽微なひび割れ・亀裂がみられることがある | 耐震性が低い家は、壁などにひび割れ・亀裂がみられることがある |
| 地盤 | (記述なし) | 亀裂や液状化が生じることがある | 同左 |
| ガス・水道・電気 | (記述なし) | マイコンメーターのガス遮断が作動。断水・停電が発生することがある | 同左 |
表は気象庁の「震度階級関連解説表」から、震度4・5弱・5強の項目を並べたものです。震度4の欄が「記述なし」なのは、解説表がその震度での被害を書いていないという意味で、被害が絶対に出ないという意味ではありません。解説表も「大きな被害が発生したり、逆に小さな被害にとどまる場合もある」と断っています。
揺れた瞬間に、部屋の中で起きることを減らすもの
地震のけがの3〜5割は、屋内の家具類の転倒・落下・移動によるものです(東京消防庁)。壁にネジを打てない部屋でもできる手から並べます。
東京消防庁の実験では、L型金具で壁に直接ネジ止めするのが最も効果が高いとされています。賃貸で壁に穴を開けられない部屋での代わりがこれです。家具の両端の側板部を、できるだけ奥で突っ張ります。天井側にも強度が要ります。
突っ張り棒だけだと効きが落ちます。同じ資料が、ポール式にはストッパー式や粘着マット式の併用をすすめています。マット単独でも効果は小さいので、上の棒と2つで1組と考えてください。
お湯でも水でも作れて、袋のままおにぎりの形になります。断水すると鍋も食器も洗えません。洗い物の出ない形を先に入れておくと、水の減り方が変わります。
飲料水は1人1日3L。4人家族の1週間分で84L=2Lボトル42本なので、6本入りだと7ケースぶんです。5年保存タイプなら入れ替えの手間が減ります。
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旭市の液状化の記録
旭市は2011年の東日本大震災で震度5強を観測しました。市の液状化対策の住民説明会資料によると、2012年3月時点で、住家被害のうち773棟が液状化によるものです。地区別では次のとおりでした。
| 地区 | 液状化による被害(棟) |
|---|---|
| 飯岡地区 | 297 |
| 旭地区 | 237 |
| 海上地区 | 202 |
| 干潟地区 | 37 |
| 合計 | 773 |
市の復興計画の評価資料では、津波も含めた住家被害は全壊336世帯、大規模半壊434世帯、半壊513世帯、一部損壊2,546世帯の計3,829世帯で、市内全世帯の約15%にあたります。今回の地震は震度4で、2011年とは揺れの強さがちがいます。同じ土地でも、揺れが強くなると液状化の項目が増える、という順番を知っておく材料にしてください。
場所による違い
解説表には、震度は震度計が置かれている地点の観測値で、同じ市町村でも場所によって震度が変わることがある、と書かれています。地盤やその場所の地形でも揺れは変わります。旭市で震度4と出ても、家のある場所で同じ揺れだったとは限りません。気になるときは、家の中の物がどう動いたかを見るのが確実です。
内容は気象庁の震度階級関連解説表と、旭市が公表した液状化対策の説明会資料・復興交付金事業計画の評価資料にもとづきます。今回の地震の震度・規模は気象庁の発表です。
生活・仕事にどう効くか
- 家の中:気象庁の解説表で震度4に書かれているのは、つり下げ物の大きな揺れ、食器の音、座りの悪い置物の転倒までです。
- 家の外・地面:液状化や地面の亀裂は震度5弱からの項目です。今回の震度4では、解説表に載っていません。
結局どうすればよいか
- 棚の食器、置物、壁の額が動いていないか、いまの家の中を一周して確かめる
- 壁や基礎に新しいひびがないか見る。見つけたら日付入りの写真を撮っておく
- 旭市で戸建てに住む人は、自治体のハザードマップで自宅の液状化の可能性を確かめておく
公式出典
- 気象庁「気象庁震度階級関連解説表」(2026年10月8日発表)
- 旭市「旭市液状化対策に関する住民説明会」資料(2012年3月時点の被害)(2026年10月8日発表)
- 旭市「旭市復興交付金事業計画の総合的な実績に関する評価様式」(2026年10月8日発表)
更新履歴
- 2026年10月8日 初版を公開
※本記事は2026年10月8日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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