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酒々井 開運団地/浸水深なお1m

国交省の開運団地・馬橋川の公式位置図に記事見出しを重ねたアイキャッチ

千葉県酒々井町(しすいまち)の開運団地では、台風25号による浸水が続いています。10月8日の報道で示された「1m」は、6日午後4時の測定値。国交省の翌7日朝の資料でも、同じ地点に95cmの水が残っています。

i 2026年10月8日確認。水深は測定日時ごとの値です。水位計は最深部に置かれておらず、団地全体の最大浸水深を表す数字ではありません。
目次

1mはいつの測定か

朝日新聞の10月8日配信記事は、関東地方整備局が新しく設置した水位計について、10月6日午後4時に浸水深1mだったと伝えました。

さらに国交省の10月7日15時時点の進捗資料を確認すると、7日午前9時には95cm。別の入口付近の水位計では、同じ朝に6cmでした。

測定場所10月6日10月7日9時
新設の水位計(A地点)16時:100cm95cm
入口付近の水位計(B地点)15.5cm6cm

「入口の水が減れば、住宅地にも戻れる」とは限りません。入口で水が減ったことと、住宅地の奥にも水が残っていることは両立します。異なる場所の測定値をつないで、団地全体の水深が100cmから6cmに下がったとは読めません。

10月6日16時に100cm、7日9時に95cmだった開運団地A地点の水位計と浸水した住宅周辺
出典:関東地方整備局「酒々井町緊急排水 進捗状況」10月7日15時時点。A地点の写真部分を切り出し。測定値は最大浸水深ではありません。

場所と水が残る背景

対象は酒々井町馬橋の開運団地です。南酒々井駅と団地、馬橋川の位置関係は、国交省の公式位置図で確認できます。

南酒々井駅、開運団地、馬橋川と盛土崩落箇所を示した国交省の位置図
出典:関東地方整備局、2026年10月4日発表資料の別紙1。地理院地図を加工した公式図で、航空写真は2024年撮影。現在の浸水範囲や通行可能な道路を示す地図ではありません。

10月4日の国交省発表では、盛土の崩落に伴う土砂などが馬橋川を塞ぎ、浸水が発生していると説明しています。雨がやんでも、水の流れる経路が塞がれた状態が続けば、排水の作業が必要になります。

位置図の「崩落箇所A・B」と、水深資料の「水位計A・B」は別の表示です。地図の記号だけで水深の測定場所を取り違えないよう、原資料ごとに確認してください。

排水の作業は継続中

国交省は9月24日から緊急災害対策派遣隊を派遣し、技術支援、ドローン調査、排水活動を続けてきました。10月4日には追加支援を決め、土砂災害の専門家を含む派遣を強化しています。

10月5日の発表では、現地対策本部を設け、6日から排水作業に向けた準備に着手するとしています。6日が初めてポンプを動かした日ではありません。進捗資料には、町のポンプは9月21日から稼働していると記されています。

酒々井町の浸水と馬橋川の閉塞への対応で現地を確認する国交省と関係機関の職員
出典:関東地方整備局の台風25号対応状況。酒々井町での現地確認の写真。掲載ページでは撮影日時を確認できないため、10月8日撮影の写真としては扱っていません。

国交省の対応状況ページは、浸水箇所から排水箇所までが遠く、上り傾斜にも対応する必要があると説明しています。消防車のポンプをつなぎ、中継地点で水をためてくみ上げるなど、地形に合わせた排水が行われています。

今回確認した資料には、浸水が完全に解消する日や、住民が全員帰宅できる日の確定した日程は示されていません。作業着手と浸水解消は、分けて読む必要があります。

道路と下水道の案内

町の通行止め情報は、10月5日午後7時現在の一覧で「馬橋 開運団地」を通行止め中に掲載しています。周辺の別の道路が解除されても、団地への道路まで通れるとは判断できません。

\現地へ向かう前に、更新日時と対象道路を確認/

町の通行止め情報を見てみる ›

酒々井町の公式ページ

町は、浸水したポンプ場の影響で下水道が排水しにくいとして、馬橋地区の一部で風呂や洗濯などの排水を可能な限り控えるよう案内しています。対象はネオポリス団地、開運団地、南酒々井駅周辺。細かな範囲は公式の対象地域図で確認できます。

被災した方の相談先

住家や車などが被災した方には、町が罹災証明書・被災証明書の案内を出しています。今回の災害の受付窓口は、町役場中央庁舎1階の税の窓口。10月1日以降は平日午前9時から午後4時30分とされています。

書類の申請方法や必要なものは、町の証明書発行案内を確認してください。問い合わせ電話は043-496-1173です。

支援の窓口が分からない場合は、町が10月7日に紹介した災害専用フリーダイヤル0120-602-110も使えます。受付は平日午前9時から午後4時45分。相談窓口の公式案内には、弁護士会の臨時無料相談も掲載されています。

自宅周辺の災害リスクを調べたい方は、住まいの災害リスク診断から確認できます。ハザード情報は将来の想定であり、今回の現地の水深や通行の可否を判定する情報ではありません。

住所から洪水・土砂災害・地震など住まいの災害リスクを確認する診断への案内

\住まいの周辺を住所から確認/

住まいの災害リスクを調べてみる ›

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出典・確認日時

2026年10月8日公開。報道は同日の配信、国交省の水深は10月6日・7日の測定、町の通行止めは10月5日19時の公表値を採用しています。以後の状況は各公式ページの更新日時を確認してください。写真・位置図は関東地方整備局の公共データ利用規約に基づき出典を記載して掲載しています。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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