🗨️「佐賀と長崎の土砂災害の警報、どこに出ていて、いつまで続くの?」
28日朝の時点で、土砂災害危険警報(警戒レベル4)が市町村単位で出ているのは長崎県佐世保市(宇久地域を除く)、佐賀県武雄市・有田町の3市町です。気象庁が示す危険度の予測期間は、佐世保市が6時から8時、武雄市が7時から8時、有田町が5時から9時まで。佐世保では24時間の雨の約8割が、6時20分までの3時間に集中して降りました。
[災害] この記事の要点
2026年9月28日 発表
- 佐世保市・武雄市・有田町で、崖や斜面のそばに住んでいる人
- 28日の朝に佐賀県西部から長崎県北部を車で通勤・通学する人
- 大村市・諫早市など、前日に大雨だった地域で警報の有無を確かめたい人
警報が出ているのは3市町、終わりの予測は有田町の9時がいちばん遅い
| 市町 | 状態 | 気象庁の予測期間(警戒レベル4相当) |
|---|---|---|
| 長崎県 佐世保市(宇久地域を除く) | 6時01分に発表 | 28日6時から8時まで |
| 佐賀県 武雄市 | 5時51分に発表 | 28日7時から8時まで |
| 佐賀県 有田町 | 継続 | 28日5時から9時まで |
警報の見出しは、長崎が「北部では、土砂災害に厳重に警戒してください」、佐賀が「佐賀県では、土砂災害に厳重に警戒してください」です。佐賀のほうは県全体に出ているように読めますが、市町村まで下ろすとレベル4の土砂災害危険警報は武雄市と有田町の2つだけです。長崎県も、対象は佐世保市のうち宇久地域を除いた部分に限られます。
有田町の警報に気象庁が添えている一文は、こうです。
28日5時から9時まで、警戒レベル4相当
有田町は5時の時点ですでに予測期間に入っていて、3市町のなかでは最も早く始まり、最も遅く終わる見込みです。佐世保市と武雄市は、どちらも8時までの短い期間が示されています。
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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佐世保の雨は、24時間の約8割が直近3時間に降った
6時20分のアメダスで佐賀・長崎の雨を並べると、警報が出ている場所と、前日に雨が多かった場所がずれています。
| 観測地点 | 1時間 | 3時間 | 24時間 |
|---|---|---|---|
| 諫早 | 0ミリ | 0ミリ | 82.5ミリ |
| 佐世保 | 5.5ミリ | 48.5ミリ | 59.5ミリ |
| 嬉野 | 7.0ミリ | 9.5ミリ | 55.5ミリ |
| 大村 | 0ミリ | 0ミリ | 55.0ミリ |
| 西海 | 11.5ミリ | 12.0ミリ | 34.0ミリ |
| 佐賀 | 0.5ミリ | 2.5ミリ | 33.0ミリ |
| 伊万里 | 11.5ミリ | 19.0ミリ | 27.0ミリ |
「24時間でいちばん降った所が、いちばん危ない」と考えがちですが、今朝はそうなっていません。24時間の最多は諫早の82.5ミリで、大村も55.0ミリ。ところがこの2地点は6時20分の時点で雨が止んでいて、土砂災害危険警報も出ていません。
反対に佐世保は、24時間の59.5ミリのうち48.5ミリが6時20分までの3時間に降りました。約8割が夜明け前の短い時間に集中した計算です。有田町に近い伊万里でも、1時間に11.5ミリの雨が続いています。警報が出ている場所は、いま雨雲がかかっている場所とほぼ重なっています。
長崎県の概況は「非常に激しく降っている所があります」
長崎地方気象台が6時21分に出した天気概況は、県内が「おおむね雨で雷を伴い非常に激しく降っている所があります」という書き出しでした。28日の日中も非常に激しく降る所があるとしています。佐賀県の概況(4時45分)も、28日は雷を伴い激しく降る所があるとしています。
両県とも、29日は高気圧に覆われて晴れる所がある見通しです。雨の山は28日のうちで、翌日には落ち着くという読み方になります。ただし、土の中にたまった水は雨が止んでもすぐには抜けません。予測期間を過ぎたあとも、警報の解除が発表されるまでは斜面に近づかないほうが安全です。
自分の家が区域に入っているかは、警報とは別に地図で分かる
警報は市町単位までしか下りてきません。「佐世保市」と言われても、市内のどこでも同じように危ないわけではありません。自分の家が土砂災害警戒区域に入っているかどうかは、国土地理院の重ねるハザードマップに住所を入れると確かめられます。
いま危険度が高まっている場所を1キロ四方まで絞って見たいときは、気象庁の土砂キキクルが使えます。10分ごとに更新され、市町の中でも色が分かれて表示されます。警報の出ている朝に初めて探すより、家を出る前に一度開いておくほうが落ち着いて確認できます。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
気象庁の「危険警報」と、市町の「避難指示」は別のもの
「警報が出たなら、避難指示も出ているはず」。ここは連動していません。
気象庁の土砂災害危険警報は、雨と地盤のデータから計算した危険度の段階です。避難指示を出すかどうか、いつ解除するかは市長や町長が決めます。危険警報が続いていても避難指示が出ていない地区もありますし、その逆もあります。佐世保市・武雄市・有田町で避難するかどうかを判断するときは、市町の防災メールや防災行政無線の発表もあわせて確かめてください。
生活・仕事にどう効くか
- 28日の朝:予測期間の終わりがいちばん遅いのは有田町の9時です。ただし予測期間が過ぎても自動的に解除されるわけではなく、雨の降り方で延びることがあります。崖のそばの家では、解除の発表を見るまで斜面と反対側の部屋で過ごすほうが安全です。
- 前日に降った地域:24時間降水量が佐賀・長崎で最も多かった諫早(82.5ミリ)と大村(55.0ミリ)は、6時20分の1時間降水量が0ミリで、土砂災害危険警報は出ていません。
結局どうすればよいか
- 自分の家が土砂災害警戒区域に入っているかを、国土地理院の重ねるハザードマップで住所から確かめる
- 気象庁の土砂キキクルで、1キロ四方まで絞った危険度を見る(10分ごとに更新)
- 避難指示が出ているか・解除されたかは市町の発表で確かめる(気象庁の危険警報とは別の判断)
公式出典
- 気象庁 警報・注意報(長崎県・2026年9月28日6時01分発表)(2026年9月28日発表)
- 気象庁 警報・注意報(佐賀県・2026年9月28日5時51分発表)(2026年9月28日発表)
- 気象庁 アメダス(2026年9月28日6時20分観測)(2026年9月28日発表)
- 気象庁 天気概況(長崎県 6時21分・佐賀県 4時45分発表)(2026年9月28日発表)
- 気象庁 土砂キキクル(2026年9月28日発表)
- 国土地理院 重ねるハザードマップ(2026年9月28日発表)
更新履歴
- 2026年9月28日 28日6時台の気象庁のデータで初版を公開
※本記事は2026年9月28日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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