🗨️「熱海で土砂崩れがあったと聞いたけど、どこ? 道は通れるの?」
21日8時半ごろ、熱海市の網代(あじろ)付近で斜面の一部が崩れ、土砂が道路の一部に流れ込みました。けが人はいません。車1台が通れるスペースは空いていますが、伊豆には土砂災害に警戒する情報が出たままです。網代のアメダスは24時間で151.0ミリ降っています。
[災害] この記事の要点
2026年9月21日 発表
- 熱海市・伊東市など伊豆東海岸で車を使う人
- 斜面のすぐ下・谷の出口に家がある人
- きょう伊豆へ行く予定の人
網代付近で、斜面の一部が崩れた
熱海市が明らかにした内容を、事実だけ並べます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発生 | 2026年9月21日 午前8時半ごろ |
| 場所 | 熱海市 網代(あじろ)山付近 |
| 起きたこと | 斜面の一部が崩れ、土砂が道路の一部に流れ込んだ |
| 通行 | 車1台が通れるスペースは空いている |
| けが人 | なし |
「全面通行止め」ではありません。ただ、この「1台分だけ空いている」という状態が、いちばん判断に迷うところだと思います。
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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網代は24時間で151.0ミリ、天城山は317.0ミリ
21日12時40分のアメダスで、伊豆と東部の雨量を見ます。
| 観測点 | 24時間降水量 | 1時間降水量 |
|---|---|---|
| 天城山(あまぎさん) | 317.0ミリ(全国2位) | 65.0ミリ |
| 湯ケ島(ゆがしま) | 171.0ミリ | 40.5ミリ |
| 網代(あじろ) | 151.0ミリ | 29.0ミリ |
天城山は全国で2番目に降っています。網代はその半分弱ですが、それでも24時間で151ミリ。平年の9月なら、ひと月ぶんに近い量が1日で落ちています。
1時間あたりでは29.0ミリで、激しく降り続けているわけではありません。斜面が動くのは、降っている最中とは限らないということです。地面にしみこんだ水がたまって、ある時点で支えられなくなります。今回も朝8時半でした。
伊豆には、土砂災害の情報が出たままになっている
気象庁が21日12時9分に出した静岡県の情報は、2本あります。
伊豆では、低い土地の浸水や河川の増水に警戒してください。
伊豆では、土砂災害に警戒してください。
熱海市は伊豆に入ります。つまり、崩れたあとも、同じ地域に土砂災害への警戒が続いている状態です。
同じ日の4時33分には「中部、伊豆、西部では、暴風に警戒してください」「同じく高波に警戒してください」も出ています。雨・風・波が同時に来ている日です。
1台分空いている道を、通ってよいか
ここが今日いちばん書いておきたいところです。
土砂が道の半分をふさいで、残り半分が空いている。車1台なら通れる。この状態を見ると、多くの人は「今のうちに抜けよう」と考えます。
ただ、崩れた斜面は、一度崩れて終わりとは限りません。一度動いた斜面は、残りも動きやすくなっています。そして、通り抜けようとしている場所は、まさにその斜面の真下です。
しかも、すでに道幅が半分ないので、二度目が来たときに横へよける余地がありません。逃げ場がない場所を、わざわざゆっくり通ることになります。
引き返すほうが、たいていの場合は早く着きます。
その道は、何ミリで閉まることになっているのか
静岡県内の道路には、雨がどれだけ降ったら閉める、という条件が道ごとに決まっています。同じ県内でも基準は同じではありません。
自分がよく通る道の基準を1回だけ調べておくと、次に雨が降ったときに「これは閉まるな」と先に分かります。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
伊豆の東海岸は、斜面と海のあいだに道がある
最後に、住まいの話を1つだけ。
熱海から伊東にかけての東海岸は、山がそのまま海へ落ちている地形です。だから道路も鉄道も住宅も、斜面のふもとの細い帯に並んでいます。眺めがよくて、海が近くて、そのぶん斜面が背中にあります。
土砂災害警戒区域に入っているかどうかは、住所を入れれば地図で確かめられます。買う前でも、いま住んでいる家でも、見る手間は同じです。
なお、21日12時40分時点で、この崩れによるけが人や建物の被害の発表は確認できていません。分かっているのは「斜面の一部が崩れ、道路の一部に土砂が入った」というところまでです。
生活・仕事にどう効くか
- きょうの移動:1台分だけ空いている道は、通れる道とは限らない。同じ斜面が二度目に崩れると、今度は逃げ場がない。
- 雨のあと:斜面は雨のピークより遅れて動く。今回も8時半で、その前の24時間に降った雨の結果として起きている。雨がやんでも当分は近づかない。
- 住まい探し:伊豆の東海岸は、山が海に迫っていて道路も住宅も斜面のふもとに並ぶ。土砂災害警戒区域に入っているかは住所で調べられる。
結局どうすればよいか
- 斜面の下を通る道は、1台分空いていても通らずに引き返す
- 伊豆へ行く予定なら、出発前に道路の規制情報をもう一度確認する
- 自分の家が土砂災害警戒区域に入っていないか、住所で調べておく
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
ほかに使える無料ツール
- 住所まるごとチェック — 住所の表記ゆれ・実在をまとめて確認する
- 不動産相場検索 — 市区町村ごとの土地・戸建て・マンション相場を見る
公式出典
- 気象庁 静岡県の気象警報・注意報(2026-09-21 12:09発表発表)
- 気象庁 アメダス(各地の観測値)(2026-09-21 12:40時点発表)
- アイキャッチ写真 Pexels(2026-09-21取得発表)
更新履歴
- 2026年9月21日 初版を公開
※本記事は2026年9月21日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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