🗨️「「ドパガキ」って、うちの子もそうなの?」
まず前提として、これはSNSで生まれた言葉で、医学の診断名ではありません。短い動画を次々に見続ける子どもを指して使われています。ただし、利用時間そのものは実際に増えています。こども家庭庁の令和7年度調査では、10歳から17歳の平日1日あたりの平均が5時間27分。前年度より25分増えました。高校生は6時間44分で、7時間以上が38.1%です。
[暮らし] この記事の要点
2026年9月13日 発表
- 小学生・中学生・高校生を育てている人
- 未就学の子どもに動画を見せている人
- 家庭のスマホのルールを決めたい人
これは診断名ではない
「ドパガキ」は「ドーパミン中毒のガキ」を縮めたネットの言葉です。短い動画を次から次へと見続ける子どもを指して使われています。
先に押さえておきたいのは、医学的に「ドーパミン中毒」と証明された状態を指す言葉ではないということです。病名でも診断名でもありません。自分の子に当てはめて不安になる前に、ここを分けておく必要があります。
子どもにかかるお金を通しで見るなら
給食費は子育ての費用のごく一部です。市町ごとの差を調べ始めた人ほど、助成金や学費の全体像が先に要ります。
給食費や医療費のような自治体の助成は、調べる場所がばらばらで全体像がつかめません。助成金・保険・進学費用をまとめて1冊で見渡せるので、市町ごとの差を調べる前の下地になります。
書き込みながら自分の家の数字を出す形式です。中学の給食費が年5万円かかる市とかからない市で、家計にどう響くかを手を動かして確かめられます。
共働き世帯を想定した配分の話が中心です。住む場所を変えると教育費だけでなく通勤費や保育の使い方も変わるので、引っ越しを含めて考えるときに読みやすい1冊です。
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ただし、時間は実際に増えている
言葉の当否とは別に、数字は動いています。こども家庭庁が2026年2月26日に出した令和7年度の調査(速報)から、平日1日あたりの平均利用時間です。
| 区分 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 |
|---|---|---|---|
| 10〜17歳の総数 | 約5時間27分 | 約5時間2分 | 約4時間57分 |
| 高校生 | 約6時間44分 | 約6時間19分 | 約6時間14分 |
| 中学生 | 約5時間24分 | 約5時間2分 | 約4時間42分 |
| 小学生(10歳以上) | 約3時間54分 | 約3時間44分 | 約3時間46分 |
1年で約25分増えました。中学生は2年で42分増えています。
報告書には、こう書かれています。
インターネットを利用していると回答した青少年の平均利用時間は、前年度と比べ約25分増加し、約5時間27分。
こども家庭庁 令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)
高校生の5人に1人は「9時間以上」
平均だけ見ると実態を外します。高校生の内訳を見ると、分布がかなり偏っています。
| 高校生の利用時間 | 割合 |
|---|---|
| 7時間以上(合計) | 38.1% |
| うち7時間以上8時間未満 | 7.8% |
| うち8時間以上9時間未満 | 8.5% |
| うち9時間以上 | 21.7% |
9時間以上が21.7%。5人に1人は、起きている時間の半分以上を画面に使っている計算になります。
未就学の子どもも2時間を超えた
0歳から9歳の低年齢層は、保護者への調査で測られています。
| 区分 | 令和7年度 | 令和6年度 |
|---|---|---|
| 総数(0〜9歳) | 約2時間18分 | 約2時間9分 |
| 小学生(6〜9歳) | 約2時間36分 | 約2時間24分 |
| 通園中(0〜6歳) | 約1時間49分 | 約1時間49分 |
| 通園・通学前(0〜6歳) | 約2時間21分 | 約1時間57分 |
目立つのは通園・通学前の子どもが、約1時間57分から約2時間21分へ24分増えているところです。園に通い始めた子(約1時間49分)は3年間ほとんど変わっていません。家にいる時間の長さが、そのまま画面の時間になっている形です。
何を見ているか
目的別の時間も出ています。10〜17歳の平日1日あたりです。
| 目的 | 平均利用時間 |
|---|---|
| 趣味・娯楽 | 約3時間1分 |
| 勉強・学習・知育 | 約1時間6分 |
| 保護者・友人等とのコミュニケーション | 約58分 |
| 上記以外 | 約37分 |
趣味・娯楽が3時間1分。これは令和6年度と同じ数字で、増えていません。全体が25分増えたぶんは、娯楽以外の目的で増えていることになります。
時間を数える前に見るところ
何時間までなら大丈夫なんでしょうか
この調査は時間を測ったもので、何時間が適正かを決めたものではありません。使うとしたら「うちは平均とどれくらい離れているか」の物差しまでです
私は、この数字を家庭のルール作りに使うなら、時間の上限を決める前に「何が置き換わったか」を見るほうが先だと考えます。睡眠が削られているのか、食事中なのか、外に出る時間なのか。同じ3時間でも、削られているものが違えば打つ手が変わります。
気になる状態が続くときは、ネットの言葉で決めつけずに、小児科や自治体の相談窓口に持っていってください。ここで扱えるのは統計までです。
利用時間の数字は、こども家庭庁が2026年2月26日に公表した令和7年度「青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」から転記しました。調査期間は令和7年11月1日から12月18日、回収は青少年3,060人・保護者3,158人・低年齢層の保護者1,907人です。平均利用時間は7機器の合計で、「使っていない」を0分として算出されています。
生活・仕事にどう効くか
- 10〜17歳:平日1日あたり平均5時間27分。前年度より25分増えた。
- 高校生:平均6時間44分。7時間以上が38.1%、9時間以上が21.7%。
- 0〜9歳:平均2時間18分。うち趣味・娯楽が1時間48分。
結局どうすればよいか
- 「何時間か」より「何が置き換わっているか」を先に見る(睡眠・食事・外遊び)
- 家庭のルールを決めるときは、取り上げる話ではなく置き換える話から始める
- 気になる状態が続くなら、言葉で決めつけずに小児科や相談窓口へ持っていく
公式出典
- こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」(PDF)(2026年2月26日発表)
- こども家庭庁「青少年のインターネット利用環境実態調査」調査票・調査結果等(2026年9月13日発表)
更新履歴
- 2026年9月13日 初版を公開。利用時間の数字はこども家庭庁の速報PDFから転記。
※本記事は2026年9月13日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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