🗨️「圏央道の桶川のあたり、少しの雨で通行止めになるって本当?」
NEXCO東日本 関東支社が2026年9月9日、C4 圏央道の桶川北本IC〜桶川加納ICについて「冠水のおそれがあり、今後わずかな降雨でも通行止めの可能性がある」と知らせました。理由は道路が壊れたからではなく、高架下にある調整池が満水になっていたためです。最新の開通状況は道路会社の交通情報で確認してください。
[交通] この記事の要点
2026年9月11日 発表
- 圏央道で埼玉県内を東西に抜ける人
- 桶川・北本・上尾・久喜方面へ通う人
- 大雨のあと、高速道路が通れるかを毎回調べている人
閉まる理由が、いつもと違う
高速道路が雨で通行止めになるとき、たいていの理由は3つです。斜面が崩れた、川が越えた、連続雨量が規制の基準に届いた。ところが2026年9月9日に圏央道の桶川北本IC〜桶川加納ICへ出された呼びかけは、そのどれでもありませんでした。
知らせの中身は「高速道路の排水先である調整池がほぼ満水」というものです。道路そのものは壊れていない。雨も、そのとき激しく降っていたわけではない。それでも「今後わずかな降雨でも通行止めの可能性がある」と書かれました。
冠水の恐れがあるため、今後、少量の降雨でも通行止めの可能性があります
— NEXCO東日本 関東支社が2026年9月9日に出した呼びかけの要旨(C4 圏央道 桶川北本IC〜桶川加納IC)
池が満水だと、どうして高速道路が閉まるんですか。
高速道路に降った雨の行き先が、その池だからです。池に入らなくなると、雨は路面に残ります。
冠水した道で車が動けなくなったときに要るもの
JAFのテストでは、セダンが走れなくなる水深と、ドアが開かなくなる水深がほぼ同じでした。つまり止まった時点で、窓を割る以外に外へ出る方法がなくなります。車に置いておくものから挙げます。
水に浸かった車は、外からの水圧でドアが開かなくなります。割れるのは側面のガラスで、フロントガラスは合わせガラスなので割れません。グローブボックスの奥ではなく、座ったまま手が届く場所に置いてください。
119番も家族への連絡も、スマホが生きていることが前提です。水に落とすと沈んで探しようがなくなるので、浮く型かどうかがそのまま連絡手段の有無になります。入れたまま操作できます。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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高速道路に降った雨は、どこへ行くのか
舗装された道路は水を吸いません。降った雨は全部、路肩の側溝や集水ますに集まって流れていきます。ここまでは想像どおりです。
問題はその先で、集めた水をそのまま近くの川へ落とすと、川の側が持ちません。道路ができる前は地面がある程度吸っていた雨が、舗装によって一気に川へ向かうようになるからです。そこで道路や大規模開発では、集めた雨をいったん調整池にためて、川が受けられる速さまで落として流す仕組みを作ります。「洪水調節池」「防災調整池」などとも呼ばれます。
つまり調整池は、水をためる場所ではなく水を遅くする装置です。順番はこうなります。
| 順 | どこ | 何が起きるか |
|---|---|---|
| 1 | 路面 | 雨が横断勾配で路肩へ流れる。吸収はゼロ |
| 2 | 側溝・集水ます | 集まった水が排水管へ落ちる |
| 3 | 調整池 | いったんためる。ここが「遅くする」役 |
| 4 | 放流口 | 川が受けられる量だけを絞って流す |
| 5 | 河川 | ここまで来て、やっと道路の外へ出る |
3で満杯になると、2から先へ進めなくなります。そうすると1の路面に水が残る。これが「調整池が満水だから、少しの雨でも冠水のおそれ」という言い方の中身です。
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