🗨️「国家公務員宿舎のリノベーションは、どれくらい進んでいるのか」
財務省の資料では、当面のリノベーション対象は約8,500戸。令和2年度から6年度の5年間で完了したのは約1,200戸です。一方、築50年を超えた宿舎は令和7年9月1日時点で23,278戸あり、10年後には53,782戸に増える見込みとされています。
[不動産] この記事の要点
2026年9月10日 発表
- 築50年前後の集合住宅に住んでいる人
- 実家や賃貸で水回りの改修を考えている人
- 公共施設の老朽化と税金の使い道に関心がある人
宿舎は15万9,446戸。そのうち築50年超が2万3,278戸
財務省の資料によると、国家公務員宿舎の総戸数は令和7年9月1日現在で159,446戸です。内訳は合同宿舎が68,546戸、省庁別宿舎が90,900戸。省庁別の内訳は防衛省48,696戸、国土交通省13,424戸、法務省12,654戸、農林水産省4,628戸、財務省4,132戸などとなっています。
この15万9千戸のうち、築50年を超えているのが23,278戸(令和7年9月1日時点)。そして財務省は、10年後にこれが53,782戸になる見込みだとしています。
10年で2.3倍です。これは新しく古くなる建物が出てくるという意味で、建て替えや改修が進まなければそのまま増えていきます。
リノベーションの完了は5年で約1,200戸
財務省は老朽化対応として、入居者が住んだままでも工事ができる範囲でリノベーションを進めています。当面の対象は約8,500戸(築40年以上などで、東京23区を優先)とされています。
実績は次のとおりです(合同宿舎ベース、令和7年3月31日時点)。
| 年度 | 完了戸数 |
|---|---|
| 令和2〜4年度 | 475戸 |
| 令和5年度 | 294戸 |
| 令和6年度 | 432戸 |
| 累計 | 1,201戸 |
8,500戸のうち1,200戸だと、まだ14%ですね。
そうです。しかも同じ資料に、令和5年度は不落5件・不調3件、令和6年度は不落6件・不調6件と書かれています。入札に手が挙がらない、または予定価格に収まらない案件が毎年出ています。予算が付いても工事が始まらないという状態です。
新築のほうも同じことが起きています。令和7年度に入札した宿舎の新規建設4件(小菅第2・桐ケ丘・小鹿・津島)はすべて不落・不調で契約に至らず、完成予定が後ろにずれました。小菅第2は令和12年度の予定が令和17年度になっています。
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