世田谷区で大雨のときに先に避けたい道路は、国土交通省の2026年版一覧にある大原・瀬田など7か所です。内訳は国道2、都道5で、区道は同一覧にありません。
ただし、7地点は区内すべての冠水場所ではありません。世田谷区の浸水確認箇所一覧は建物内の床上・床下・地下被害を記録した別資料で、道路や駐車場の地表冠水を対象外としています。道路7地点、建物の浸水履歴、洪水・内水想定を別々に見る必要があります。
この記事でわかること
- ✓ 国の2026年版一覧は世田谷区内7か所
- ✓ 大原・瀬田の国道2、陸橋下等の都道5
- ✓ 区の浸水履歴は道路冠水を対象外
公式一覧では7か所 国道2・都道5
国土交通省関東地方整備局の東京都版で、市町村名が世田谷区の行は7地点です。国道20号の大原アンダー、国道246号の瀬田アンダーに加え、都道の陸橋下4地点と桜木トンネルがあります。

7地点は現在の冠水や通行止めではありません。集中豪雨時に水が集まりやすい平常時の注意箇所で、一覧外の道路も冠水します。
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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7地点を道路名と通称で確認
| 道路 | 掲載地点 |
|---|---|
| 国道20号 | 大原アンダー |
| 国道246号 | 瀬田アンダー |
| 都道318号 | 玉川通り 旭陸橋下 世田谷通り 常盤陸橋下 淡島通り 若林陸橋下 |
| 都道311号 | 目黒通り 等々力不動陸橋下 |
| 都道補助128号線 | 桜1丁目 桜木トンネル |
大原アンダーは区の北東側、瀬田アンダーと等々力不動陸橋下は南西側です。若林、桜、常盤、旭は中央から南東の生活動線に入ります。一つの雨雲でも、通勤方向によって先に外す道路が変わります。

大原・若林・桜は別の入口
大原アンダーは国道20号、若林陸橋下は淡島通り、桜木トンネルは桜1丁目の補助128号線です。地図で「世田谷のトンネル」とだけ検索すると、違う管理者・違う入口を選ぶおそれがあります。
瀬田アンダーは国道246号、旭陸橋下は玉川通り、常盤陸橋下は世田谷通りです。道路の通称が似ていなくても、低い部分を含む幹線が生活圏で連続するため、地上を通る代替ルートを保存します。
等々力不動陸橋下は目黒通り、若林陸橋下は淡島通りです。環状道路や幹線道路の名称だけを覚えると、交差する道路の下を通る地点と取り違えます。地図アプリには「陸橋名」と「通り名」を一組で登録し、家族にも同じ名前で共有してください。
読者
区の浸水履歴を見れば、冠水道路も分かりますか?
同じものではありません。区の一覧は建物内の床上・床下・地下被害が対象で、道路や駐車場など地表の冠水は対象外です。
浸水確認箇所一覧は建物被害の記録
世田谷区は平成元年以降の浸水確認箇所を公表しています。掲載するのは区が把握した建物内の被害で、区内の被害すべてではありません。道路冠水7地点と足し算して「区内の危険箇所数」にすることはできません。
履歴図は1辺25メートルのメッシュで、浸水が確認された建物の敷地を表示します。土地や建物の浸水対策を考える資料としては有用ですが、今日その道路を車で通れるかを示す地図ではありません。
また、一覧は区が把握した被害であり、個々の記録の詳細や区内の全被害を示すものではないと説明されています。過去に色がない町丁を安全区域とは呼べません。履歴は「起きた場所」、ハザードマップは「条件を置いた想定」、道路7地点は「低い構造」を見る資料です。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
多摩川洪水と内水・中小河川は別図
世田谷区の洪水・内水氾濫ハザードマップは、多摩川洪水版と内水氾濫・中小河川洪水版に分かれます。内水・中小河川版は、想定最大規模の時間最大153ミリ、総雨量690ミリを前提にしています。
多摩川から離れているから水害を見なくてよい、という読み方はできません。下水が流しきれない内水や中小河川の洪水は、川沿い以外にも色が付くことがあります。反対に、多摩川沿いでは河川洪水の避難判断を道路冠水だけに置き換えられません。
避難の準備では、まず多摩川洪水版で立退きが必要かを見て、次に内水・中小河川版で自宅周辺と経路の浅いくぼ地を確認します。地図の色は個々の住宅の浸水を断定するものではなく、想定区域外でも状況により浸水する可能性があります。
徒歩で避難する場合も、車を使わないから7地点が無関係になるわけではありません。トンネルや陸橋下の歩道が水で塞がれることを想定し、坂を下りずに移動できる経路を確認します。夜間は水面と路面の境が見えにくいため、冠水を見てから経路を探すのでは遅くなります。
家族で経路を共有するときは、「環七を避ける」のような広い言い方ではなく、大原アンダー、若林陸橋下など7地点の通称を使います。集合場所までの経路が違う家族は、それぞれ別の迂回路を保存してください。

避難先までの道に7地点がないか見る
自宅が浸水想定の外でも、避難所までの経路が大原、瀬田、若林、常盤、旭、等々力、桜の低い道路を通れば到達できない場合があります。目的地だけでなく、そこまでの線を地図に引いて確認します。
冠水した道路では深さを車で確かめないでください。陸橋やトンネルの入口から中央部の水深は見えません。前車が通過したこと、交通量があること、警告灯がまだ点いていないことを安全の根拠にしないでください。
雨の日は7地点と2種類の地図を見る
出発前に7地点を経路から外し、次に多摩川洪水版、内水・中小河川版の順で自宅と避難先を確認します。当日は世田谷区の防災情報、道路管理者、警察、現場の通行止めを優先します。
私は世田谷区では、「冠水」という一語で資料をまとめないことが大切だと考えています。道路7地点、建物被害の履歴、多摩川、内水・中小河川は、それぞれ別の危険を見せるからです。
この記事は2026年9月9日時点の公開資料を整理したもので、現在の冠水や通行可否を知らせる速報ではありません。
よくある質問
世田谷区の道路冠水注意箇所は何か所ですか
国交省の2026年版東京都一覧では7か所です。国道2、都道5です。
用賀周辺はどこを確認しますか
住所だけで決めず、国道246号の瀬田アンダー、玉川通りの旭陸橋下、内水・中小河川版の地図を経路に合わせて確認します。
浸水確認箇所一覧に道路冠水は入りますか
入りません。区は道路、駐車場、農地、庭、空き地など地表の冠水を対象外と明記しています。
内水ハザードの想定雨量は
内水・中小河川洪水版は時間最大153ミリ、総雨量690ミリを前提にしています。
出典
国土交通省 関東地方整備局「道路冠水注意箇所リスト 東京都」 PDF(2026年6月15日時点)
世田谷区「洪水・内水氾濫ハザードマップ」 公式ページ
世田谷区「浸水確認箇所一覧/浸水確認箇所図」 公式ページ
世田谷区「災害時の情報収集方法(風水害編)」 公式ページ
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