🗨️「宮城の大雨で避難指示が出たのはどこ? いちばん降っているところに出ているの?」
石巻市が9月7日9時に市内全域6万2,468世帯・12万8,528人へ避難指示、丸森町が10時40分に大内・金山地区の1,182世帯・2,657人へ避難指示を出しました。ところが12時のアメダスでいちばん強く降っているのは女川町で1時間24.5ミリ。女川町に出ているのは大雨注意報だけです。雨の強さと警報・避難指示は同じ順番に並びません。
[災害] この記事の要点
2026年9月7日 発表
- 石巻市・女川町・南三陸町など宮城県沿岸に住んでいる人
- 丸森町の大内・金山地区に住んでいる人
- きょう宮城県内を移動する予定の人
12時のアメダス いちばん強く降っているのは女川町
気象庁のアメダスで、9月7日12時の宮城県内の値を強い順に並べたものです。観測所の名前と市町村名はずれることがあるので、緯度経度から市町村を引き直しています。
| 観測所 | ある市町 | 1時間 | 3時間 | 24時間 |
|---|---|---|---|---|
| 女川 | 牡鹿郡女川町 | 24.5ミリ | 56.5ミリ | 93.5ミリ |
| 雄勝 | 石巻市 | 19.5ミリ | 46.0ミリ | 80.5ミリ |
| 仙台 | 仙台市宮城野区 | 14.0ミリ | 44.5ミリ | 83.5ミリ |
| 名取 | 岩沼市 | 12.5ミリ | 41.0ミリ | 82.0ミリ |
| 志津川 | 南三陸町 | 11.5ミリ | 27.5ミリ | 52.5ミリ |
| 筆甫 | 丸森町 | 9.5ミリ | 42.0ミリ | 120.0ミリ |
1時間で見ると女川町、24時間で見ると丸森町の筆甫が県内最多です。名取という観測所は名取市ではなく岩沼市にあります。観測所の名前をそのまま市の名前として読むと、話がずれます。
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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大雨警報が出ているのは5市町 女川町は注意報のまま
仙台管区気象台が9月7日11時3分に出した警報・注意報を市町村ごとに開くと、大雨警報が出ているのは石巻市・気仙沼市・登米市・丸森町・南三陸町の5市町でした。仙台市東部・西部、塩竈市、名取市、亘理町、そして女川町は大雨注意報です。見出しの文は「東部では、低い土地の浸水や河川の増水に警戒してください。」となっています。
いちばん降っているところに警報が出るんじゃないんですか。
そうはなりません。大雨警報は1時間雨量そのものではなく、地面にどれだけ水がたまったか(表面雨量指数)と、土にどれだけしみ込んだか(土壌雨量指数)で出るからです。
実例が丸森町です。筆甫は1時間で9.5ミリしか降っていないのに、24時間では120.0ミリで県内最多。短い時間の強さと、積み上がった量は別のもので、警報は後者を見ています。だから「いま強く降っている町」と「警報が出ている町」は一致しません。
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