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「緊急安全確保が出たら避難所へ行くの?」福井県で34万人が対象、避難所にいるのは352人です

🗨️「緊急安全確保って、避難所へ行けという意味ですか?」

違います。気象庁は警戒レベル5について「命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保してください」とし、指定された避難場所へ向かうことにこだわらず、その時点で最善の行動をとるよう説明しています。福井県では30日6時時点で34万4,225人が避難指示または緊急安全確保の対象になり、避難所にいるのは352人です。

[災害] この記事の要点

何が起きたか

福井県は2026年8月30日8時の第1回災害対策本部会議で、避難指示または緊急安全確保の対象が7市町の14万3,684世帯・34万4,225人(30日6時時点)になったと公表した。福井市・大野市・勝山市には同日4時30分にレベル5大雨特別警報が発表され、大野市全域・勝山市全域・福井市の一部地域には警戒レベル5の緊急安全確保が出されている。同じ時点で県内に開設された避難所は95か所、避難者は352人だった。

発表日・更新日

2026年8月30日 発表

影響を受ける人
  • 福井市・大野市・勝山市・あわら市に住んでいる人
  • 鯖江市の片上・北中山・河和田、坂井市の鳴鹿・高椋東部・長畝に住んでいる人
  • 永平寺町の松岡吉野・坂上、永平寺北、永平寺中、永平寺南、上志比に住んでいる人
  • 福井県内の実家に、離れて暮らす家族がいる人
目次

この記事でわかること

  • 緊急安全確保が出たときに、気象庁が示している行動はどれか
  • 福井県のどの市町の、どの地区が対象になっているか
  • 34万4,225人が対象なのに、避難所にいるのが352人である理由

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この記事でわかること

  •  緊急安全確保が出たときに、気象庁が示している行動
  •  福井県のどの市町の、どの地区が対象になっているか
  •  34万4,225人が対象なのに、避難所にいるのが352人である理由

緊急安全確保は「避難所へ行け」という意味ではありません

2026年8月30日4時30分、福井市・大野市・勝山市にレベル5大雨特別警報が発表されました。同じ時間帯に大野市全域と勝山市全域、福井市の一部地域には警戒レベル5の緊急安全確保が出ています。

この言葉を初めて見た人は、避難所へ走らなければいけないと受け取ります。ところが気象庁の説明は逆です。警戒レベル5相当の情報について、気象庁は「何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況」であり、「命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保してください」と書いています。

そのうえで避難のしかたについて、こう続けています。あらかじめ指定された避難場所へ向かうことにこだわらず、川や崖から少しでも離れた、近くの頑丈な建物の上層階に避難するなど、自らの判断でその時点で最善の安全確保行動をとることが重要です、と。

読者

指定の避難所まで、車で15分かかります。行ったほうがいいですよね?

おかあさん

レベル5は、その15分が危ない段階だという意味です。外の道が冠水していたら、家の2階の、崖や川から遠い側の部屋へ移るほうが気象庁の説明に沿っています。

レベル4「避難指示」とレベル5「緊急安全確保」はどう違うのか

段階自治体が出す情報気象庁が示す状況
レベル5緊急安全確保災害がすでに発生している可能性が極めて高い。直ちに身の安全を確保する
レベル4避難指示危険な場所からの避難が必要。避難指示が出ていなくても自ら避難を判断する
レベル3高齢者等避難高齢者等は危険な場所から避難する

避難所へ移動するのはレベル4までの行動です。レベル5は、その移動が間に合わなかったときのための段階として用意されています。順番に上がっていくとは限りません。今回の福井市・大野市・勝山市のように、深夜から明け方にかけて一気にレベル5へ上がることがあります。

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対象はどこ? 福井・大野・勝山・あわらは市全域

福井県が30日8時の災害対策本部会議で出した資料に、市町ごとの対象地区と世帯数が載っています。30日6時時点の数字です。

市町対象地区対象世帯対象人数
福井市市全域109,010252,831人
大野市市全域11,53028,904人
勝山市市全域7,78120,875人
あわら市市全域5,64314,196人
坂井市鳴鹿、高椋東部、長畝3,5189,835人
鯖江市片上、北中山、河和田2,9028,749人
永平寺町松岡吉野・坂上、永平寺北、永平寺中、永平寺南、上志比3,3008,835人
県合計7市町143,684344,225人

この表は避難指示と緊急安全確保を合わせた数です。福井市はこのうち一部地域の3万8,977世帯に緊急安全確保が出ていると福井テレビが伝えています。大野市と勝山市は市全域が緊急安全確保です。

i 数字は30日6時時点です。その後、越前町全域と鯖江市の一部にも避難指示が出ています。最新の対象地区は各市町の発表で確認してください。

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34万人が対象で、避難所にいるのは352人

同じ資料の避難所の欄には、30日6時時点で県内に95か所が開設され、避難者は352人と書かれています。最大避難者数も352人なので、6時までのピークがこの人数です。

市町避難所避難者
福井市42か所60人
大野市10か所103人
勝山市10か所98人
坂井市10か所61人
永平寺町9か所25人
あわら市11か所5人
鯖江市3か所0人

対象34万4,225人に対して352人は、0.1%です。この数字は「避難していない」ことを意味するとは限りません。レベル5が出たのは深夜から明け方にかけてで、道路は各地で冠水し、県内28か所が通行止めになっていました。外へ出る移動そのものが危険な時間帯です。気象庁が上層階への移動を挙げているのは、まさにこの状況を想定しているからです。

読者

避難所に人が少ないなら、いま行けばゆっくりできますか。

おかあさん

空いているのは確かです。ただ、行く途中の道が通れるかが先です。冠水した道に車で入るのがいちばん危ない行動なので、外の様子を見てから決めてください。

いま福井県で起きていること

30日8時23分の気象庁の発表でも、嶺北北部と奥越にはレベル5大雨特別警報が続いています。24時間雨量は永平寺町牧福島で342.0mm、坂井市の龍ヶ鼻ダムで338.0mm、勝山市六呂師で333.0mm(いずれも30日6時まで)。県の資料では、住家被害は勝山市の床上浸水1軒と床下浸水4軒が確認済みで、福井市羽生地区と坂井市丸岡城周辺は「確認中」となっています。

県は29日19時46分に災害対策連絡室、30日4時30分に災害対策本部を設置しました。福井市・大野市・勝山市・鯖江市・永平寺町も災害対策本部を立ち上げています。

生活・仕事にどう効くか

  • いま外に出るかどうか:警戒レベル5は、避難所へ移動する時間が残っていない段階を指す。気象庁は指定避難場所にこだわらず、川や崖から離れた近くの頑丈な建物の上層階へ移るなど、その場で最善の行動をとるよう説明している。
  • 離れて暮らす家族への連絡:対象は7市町で34万4,225人。福井市は市全域の10万9,010世帯が対象になっている。実家が福井市・大野市・勝山市・あわら市にあるなら、市の一部ではなく全域が対象だという前提で連絡する。
  • 避難所の混み具合:30日6時時点で開設は95か所、避難者は352人。最大でも352人で、収容が逼迫している状況ではない。移動できる状況にある人にとって、避難所が満員で入れない段階ではない。

結局どうすればよいか

  • 自分の市町の対象地区を確認する。福井市・大野市・勝山市・あわら市は市全域が対象になっている
  • 外が危険なら移動をやめ、2階以上の、崖や川から遠い部屋へ移る。気象庁が示している行動はこれ
  • 離れて暮らす家族がいるなら、電話がつながるうちに居場所と階を聞いておく

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公式出典

更新履歴

  • 2026年8月30日 初版を公開(福井県 第1回災害対策本部会議資料・8月30日8時、避難情報は30日6時時点)

※本記事は2026年8月30日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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