🗨️「テヘラン上空に浮かんだ発光体は何だったの?」
まだ分かっていません。9月20日の夜、イランの首都テヘランで七色に光る物体を市民が撮影し、動画がSNSで広がりましたが、イラン当局は10月6日時点で何も発表していません。ただ、イランのファルス通信は、レーダーには当てはまる飛行が映っていなかったと伝えています。
[話題] この記事の要点
2026年10月6日 発表
映っていたもの
動画が撮られたのは、テヘラン南部を走るアザデガン高速道路のあたり。弧を描いて並んだ光が、緑から紫、赤へと色を変えながら点滅していました。撮ったのは1人ではなく、別々の角度から撮られた動画がいくつも出回っています。
雲の近くで、独特な光を放ちながら、音も立てずに空中に浮かんでいた
— 撮影したアリ・セダガティさん(東京スポーツ 2026年9月25日)
セダガティさんは「大型旅客機ほどの大きさだった」とも話しています。ただ、動画からは距離も高さも大きさも測れません。近くの小さなものか、遠くの大きなものか、映像だけでは区別がつかないのが難しいところです。

レーダーには映っていない
東京スポーツによると、革命防衛隊に近いとされるファルス通信は、イランの民間航空の当局に問い合わせた結果、レーダーで当てはまる飛行は確認されなかったと伝えました。
イラン政府や軍は、10月6日時点で物体が何だったのかを発表していません。海外メディアで出ている見方は、おもに次の3つです。
| 見方 | そう見る理由 |
|---|---|
| ドローン(複数機の編隊) | 色を変えながら並ぶ光は、ドローンショーの形に似ている |
| ライト付きのたこ | 色が変わるLEDライトを付けたたこは、遠くから撮ると何か分かりにくい |
| 遠くの飛行機の灯火 | 夜の灯火は、カメラの設定や空気の状態で形が崩れて写ることがある |
アメリカのティム・バーチェット下院議員は、正体は分からないとしたうえで、アメリカ側の心理作戦の可能性にも触れています(東京スポーツ)。イランとアメリカの緊張が続くさなかの出来事で、空の光ひとつにも敏感になっていた時期でした。
50年前にもテヘランで
話題がここまで大きくなったのには、もう1つ理由があります。ちょうど50年前、1976年9月19日の未明にも、テヘランでUFO(未確認飛行物体)騒ぎが起きていたからです。
このときは市民の通報を受けて、イラン空軍がF-4(エフフォー)ファントム戦闘機を2機スクランブル(緊急発進)させました。近づいた1機目は計器と無線が止まり、2機目はミサイルを撃とうとしたところで操作盤が効かなくなったとされます。物体から離れると、どちらも元に戻りました。
この件はアメリカの国防情報局(DIA)が報告書にまとめ、中央情報局(CIA)やホワイトハウスにも回されています。木星を見間違えたという説もありますが、何だったのかは今も決着していません。
50年後の同じ9月に、同じ街の空にまた光。偶然にしてはできすぎていて、騒ぎになるのも無理はありません。今回はドローンだったと分かるのか、それとも1976年と同じく謎のまま残るのか。
公式出典
- Pen Online「『テヘラン上空にUFO出現』七色に光る謎の飛行物体、50年前の目撃事件も再注目」(Yahoo!ニュース)(2026年10月6日発表)
- 東京スポーツ「テヘラン上空に無音の巨大UFO!? 革命防衛隊に近いイランメディアも重大関心」(2026年9月25日発表)
- ThePrint「Mystery lights over Tehran revive memories of Iran’s 1976 UFO encounter」(2026年9月22日発表)
- Interesting Engineering「UFO spotted in Iran」(2026年9月21日発表)
- Wikipedia「1976 Tehran UFO incident」(2026年10月6日発表)
更新履歴
- 2026年10月6日 初版を公開
※本記事は2026年10月6日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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