NEXCOが勧めているのは、時間をずらすことではなく中国道
この資料には、渋滞予測の記事にはあまり出てこない一文が入っています。山陽道は連日多くの渋滞を予測しているため、出発日時の調整だけでは避けられそうにない場合は、走行距離は少し長くなっても中国道へう回したほうが早く着く場合がある、という案内です。
予測表に中国道が1回も出てこないのは、そこが空いているからです。距離は伸びますが、5日間を通して5キロ以上の交通集中渋滞が予測されていない道が並走している、という状況になります。
連休なら休日割引で安くなりますよね。
今年は違います。9月19日から23日は5日間とも休日割引が適用されません。渋滞を激しくしないための措置だとNEXCOが書いています。
広島空港へ行く人は、上り線で6回
山陽道から広島空港へのアクセス区間(上り線・広島IC⇒河内IC)では、5キロ以上の渋滞が6回予測されていて、最大で通常より20分程度増える見込みです。資料には、過去にこの区間で事故渋滞により最大渋滞長20キロ・通過に2時間かかった例があると書かれています。
さらに、著しい渋滞や通行止めが起きた場合は空港リムジンバスが運休するおそれがあるとも明記されています。飛行機の時刻から逆算して家を出るのではなく、渋滞に当たった場合の時刻から逆算するほうが安全です。代替として、JR山陽線の白市駅から連絡バスに乗る経路が案内されています。
ゴールデンウィークの実績と比べる
今年のゴールデンウィーク(5月2日〜6日)は曜日の並びが今回とまったく同じでした。そのときの実績と、今回の予測を並べたのが次の表です。
| 渋滞の長さ | シルバーウィーク予測 | ゴールデンウィーク実績 |
|---|---|---|
| 5キロ以上 | 16回 | 13回(うち交通集中のみ7回) |
| 10キロ以上 | 2回 | 6回(うち交通集中のみ3回) |
| 20キロ以上 | 0回 | 0回 |
ゴールデンウィークの実績のほうが長い渋滞が多いのは、事故渋滞を含んでいるためです。実際、ワースト1位は5月2日の緑井(みどりい)高架橋付近で16.1キロ、要因は「事故及び交通集中」。上りのワースト1位も5月5日の関戸(せきど)トンネル付近(山口県岩国市)で15.3キロ、同じく事故がからんでいます。
私は、この比較のいちばん実用的な読み方は「予測に載っていない渋滞のほうが長くなる」だと考えています。予測の16回は避けられますが、事故は避けられません。渋滞発生時の死傷事故率は非渋滞時の30倍以上(NEXCO西日本調べ)なので、詰まりはじめたときの車間距離のとり方が、そのまま帰りの時間を決めます。
生活・仕事にどう効くか
- 移動時間:9月22日の八本松トンネル付近は、通常約10分の区間が約30分。20分増える計算になる。
- 高速料金:9月19日〜23日は5日間ともETCの休日割引が適用されない。連休だから安くなる、が今年は成り立たない。
- 飛行機の予定:広島空港へ向かう上り線(広島IC⇒河内IC)で5キロ以上を6回予測。著しい渋滞や通行止めのときは空港リムジンバスが運休する可能性がある。
結局どうすればよいか
- 山陽道が混む時間に当たりそうなら、中国道へう回したほうが早く着く場合があるとNEXCOが案内している
- 9月22日に西条〜広島東を通る予定なら、下りは17時〜21時、上りは8時〜14時を外す
- 広島空港へ車で行く日は、渋滞と代替手段(JR山陽線・白市駅からの連絡バス)を出発前に決めておく
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
ほかに使える無料ツール
公式出典
- NEXCO西日本 中国支社「NEXCO西日本 中国エリアのシルバーウィーク期間における高速道路の渋滞予測」(全11ページ)(2026年8月28日発表)
- NEXCO西日本 シルバーウィーク渋滞予測ガイド(2026年8月28日発表)
更新履歴
- 2026年9月9日 初版を公開
※本記事は2026年9月9日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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