少子化で、県立高校の統合や募集停止が続いています。2026年10月21日には青森県が、2027年度の入試で4つの高校の募集を止め、2つの統合校に移すと発表しました(くわしくは青森県 高校入試 2027/3月4日、募集6,745人)。
「母校がなくなったら、卒業証明書はもうもらえないの?」と不安になる人もいるでしょう。就職や資格の申し込みで急に求められて、あわてることもあります。答えは、もらえます。頼む先が変わるだけです。
先に結論
- ✓ 閉校した高校の証明書は、書類を引き継いだ別の高校が出す
- ✓ どこが引き継いだかは、都道府県の教育委員会のページに一覧がある
- ✓ 成績証明書・調査書は卒業から5年、卒業証明書以外は20年を過ぎると出せないことがある
どこに頼むか
県立・都立の高校が閉校すると、卒業証明書などを出す仕事は、近くの別の高校が引き継ぎます。多くは、統合先の学校か、同じ地域の学校です。
| 都県 | 頼む先 | 調べ方 |
|---|---|---|
| 東京都 | 引き継いだ都立高校 | 都の教育委員会のページの一覧(五十音順。受付先の電話番号と住所つき) |
| 埼玉県 | 「事務を行っている高校」 | 県のページの一覧(例:旧行田進修館・旧行田工業・旧行田女子は進修館高校) |
| 青森県 | 「引継ぎ先の学校等」 | 県のページの一覧(例:青森戸山は青森東、五戸は八戸西) |
出典:東京都教育委員会「都立高等学校の閉校等に伴う卒業証明書等諸証明の発行について」、埼玉県「閉校となった高校の各種証明書について」、青森県「統合・閉校の状況及び卒業生のみなさんへ」。
ほかの県でも、「〇〇県 閉校 高校 証明書」で探すと、教育委員会の同じような一覧が見つかります。見つからなければ、県の教育委員会の高校の担当に電話で聞くのが早いです。
出してもらえる証明書と、出せないとき
埼玉県の案内では、閉校した高校について次の証明書を出しています。
- 卒業証明書(卒業した年月日)
- 修学証明書(在学していた期間)
- 修了証明書(終えた学年)
- 成績証明書(成績と、とった単位の数)
- 単位修得証明書(在学中にとった単位の数)
- 調査書(就職・進学用)
ただし、学校の書類には、法令で決まった保存の期間があります。埼玉県では、1997年3月より後に卒業した人は、卒業から5年を過ぎると成績証明書と調査書を出せず、20年を過ぎると卒業証明書のほかは出せません。青森県も、卒業した年によっては出せない証明書があると案内しています。

出せないときは、「出せないことの証明書」を出してもらえる場合があります。提出先に、それで足りるか聞いてみてください。
読者
卒業証明書って、いつ使うんだろう?
就職や転職、資格試験の申し込み、専門学校や大学への入学のときに求められることが多いの。発行には何日かかかることもあるから、締め切りがあるときは早めに頼んでね。
頼む前に用意すること
- 卒業した年(年度)と、学科・課程(全日制・定時制など)
- 在学中の氏名(結婚などで変わっていれば、今の氏名とのつながりがわかる書類)
- 本人確認の書類
- 郵送で頼むなら、返信用の封筒と切手
手数料や頼み方(窓口・郵送)は、引き継いだ学校ごとに違います。埼玉県も、くわしくは事務をしている学校のホームページを見るか、事務室に聞くよう案内しています。
高校の調査書に何が書かれるかは、高校入試 欠席日数/7都府県は調査書に載らないにまとめています。
アイキャッチ写真はイメージです(Pexels)。
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