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赤の自伝/あらすじと日本語訳

書棚のイメージ写真に赤の自伝/あらすじと日本語訳の文字を添えた画像。紹介作品の表紙や著者本人の蔵書ではない

『赤の自伝』は、アン・カーソン本人の回想録ではなく、赤い翼を持つ少年ゲリュオンの成長と恋を描く作品です。古代ギリシアの神話を現代へ移し、詩と小説を重ねた形で書かれています。

「自伝だから作者の人生が分かる本」とは言い切れません。題名の自伝を作り始めるのは、物語の主人公です。以下は日本語版と原著の出版社による紹介に基づくあらすじで、読了した感想や結末の解説ではありません。

目次

赤い翼を持つ少年の話

原著出版社の紹介によると、ゲリュオンは5歳のころから自伝を作り始めます。家族との関係に傷つきながら成長し、カメラを通して自分を表現するようになる少年です。

やがてゲリュオンは、ヘラクレスという若者と関係を持ちます。別れた後、数年を経て再び出会うことが、少年の欲望や創造性と向き合う旅につながっていきます。

ここでのヘラクレスは、神話をそのまま説明するための登場人物ではありません。怪物と英雄の関係を、現代の人間関係へと書き換えている点が、本の入口になります。神話の結末を本作の結末として当てはめることもできません。

詩集か、小説か

日本語版の出版社は、本作を「ヴァース・ノベル」と紹介しています。物語を進める小説と、詩の表現を組み合わせた形式です。題材の土台には、古代の詩人ステシコロスが描いたゲリュオンとヘラクレスの神話があります。

ただし、写真が物語に登場することと、本そのものが写真集であることは別です。出版社の分類は詩と小説を融合する作品であり、写真集や漫画として紹介されてはいません。

赤の自伝は著者アン・カーソンの回想録ではなく、少年ゲリュオンの物語で、神話を現代へ移し詩と小説を融合させる作品という説明図
日本語版・原著の出版社紹介から作成。実際の本文場面の再現ではありません。

日本語版の見分け方

アン・カーソン著、小磯洋光訳、書肆侃侃房刊の日本語版赤の自伝の表紙。版元ドットコムの利用可書影
日本語版の書影。出典:版元ドットコム/書肆侃侃房。「利用可」の表示と本の紹介用途に従い、表紙全体を使用。
項目日本語版の書誌
著者・訳者アン・カーソン/小磯洋光(こいそ・ひろみつ)訳
出版社・仕様書肆侃侃房/四六判・上製/256ページ
書店発売日2022年9月30日
税込定価2,420円(10月8日確認)
ISBN(国際標準図書番号)9784863855397

出版社は2022年9月発売と案内しています。出版社登録の書誌では、初版年月日が9月14日、書店発売日が9月30日です。奥付などの初版の日付と、一般書店へ出る日付は分けて確認できます。

\あらすじと日本語版の書誌を確認/

出版社の紹介を見てみる ›

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原著の版とページ数

原著出版社の現行ページが表示する英語ペーパーバックは、1999年7月27日刊・160ページです。これは原著の初出年や、日本語版の発売日を表す数字ではありません。

英語版160ページと日本語版256ページの差だけを見て、内容が増えた・省かれたと判断することもできません。言語と版をそろえ、書名、著者、訳者、ISBNを見れば、受賞ニュースで見かけた日本語版を特定できます。

出典:書肆侃侃房の作品紹介、原著出版社の作品紹介、出版社登録の書誌、書影の利用条件。2026年10月8日確認。価格は定価で、現在の販売価格・在庫の保証ではありません。

アイキャッチの書棚は作品・蔵書の実物写真ではなくイメージです。写真:Pexels(ペクセルズ)/photo159711。利用条件を確認し使用しています。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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