SBI(エスビーアイ)証券は、今回のパスキーなどを悪用した不正アクセスの注意喚起について、自社の証券口座での被害は確認されていないと説明しています。警告の対象は、GoogleやApple(アップル)などの保存先アカウントが不正利用され、証券口座へ被害が及ぶおそれのある手口です。
2026年10月9日朝の公式ページを確認。10月2日付の注意喚起に記載された事案の範囲を整理しています。過去の不正取引全般について被害がなかったという意味ではありません。
今回の被害の有無
公式ページは、日本証券業協会の会員向け通知を受け、一部会員から報告された事案を案内したものだと説明しています。SBI証券口座でこの事案の被害があった、という発表ではありません。

| 確認したいこと | 今回の公式説明 |
|---|---|
| SBI証券の口座で被害があったか | この事案では被害を確認していない |
| どこで報告された事案か | 日本証券業協会の一部会員から報告 |
| SBIのシステムから情報が取られたか | そのような事案ではないと説明 |
検索結果や短い投稿では、「注意喚起が出た」と「その会社で被害が出た」が一緒に読めることがあります。被害の有無を確かめるときは、事案の対象と発表時点を公式本文で確認できます。
パスキーの保存先
今回案内されたのは、GoogleやAppleなどのアカウント情報がフィッシング等で盗まれ、クラウド上のパスキーやパスワードのメモが悪用された疑いのある事案です。

証券会社を装う偽サイトに口座情報を入力していなくても、保存先のアカウントが第三者に使われれば、証券口座にも被害が及ぶおそれがあると公式は説明しています。証券口座側だけでなく、保存先の確認も呼び掛けています。
パスキーはログイン時の本人確認に使う仕組みです。この告知は、パスキーの暗号技術が破られた、すべてのパスキーが無効になった、という説明ではありません。案内されているのは、アカウント情報の不正取得と保存情報の悪用です。
いま確認する項目
公式が求めているのは、保存先のアカウントで強力な2段階認証を設定することと、復旧用のメールアドレス・電話番号が自分のものかを確認することです。自分の端末から公式のアカウント設定を開いて確認します。

| 対象 | 確認する項目 |
|---|---|
| Googleアカウント | 2段階認証、復旧用の連絡先 |
| Apple Account(アップルアカウント) | 2ファクタ認証、復旧用の連絡先 |
| 証券口座 | 身に覚えのないログイン・取引・出金 |
「セキュリティ向上のため、パスキーを再登録してください」といったSMS(ショートメッセージ)のリンクを開き、そこで登録を進めないよう公式は案内しています。サポート担当者を名乗る電話で登録を求められた場合も同じです。
\届いた案内からではなく公式ヘルプから確認/
不審な履歴を見つけたら
SBI証券の公式FAQ(よくある質問)は、身に覚えのないログイン・取引・出金があった場合、ログインパスワードと取引パスワードの変更、ログインの一時利用停止、カスタマーサービスへの連絡を案内しています。
ただし、家計簿・資産管理アプリによる自動ログインも履歴に出る場合があります。利用しているサービスの接続状況を確認し、それで説明できない履歴や取引があれば公式窓口へ連絡する流れです。
今回の事案についてSBI証券の被害が未確認でも、自分の口座の取引確認は別です。不審な履歴を見つけた場合は、そのままにせず公式の停止・問い合わせ手順を確認してください。
専用窓口は0800-170-5333、平日8時〜17時。不正アクセス・不正取引はガイダンス3です。受付時間や連絡先は変わることがあるため、連絡前に次の公式FAQで現在の案内を確認できます。
\不審な履歴・取引があるときの公式手順/
初版:2026年10月9日。写真:Pexels(一般イメージ)。
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