ご記憶に近いのは、東灘区や夙川ではなく、2008年7月28日に神戸市灘区の都賀川(とががわ)で起きた急増水事故です。国土交通省によると、雨が降り始めて約15分後、10分間で水位が1.34m上がりました。
先に結論
- 都賀川本川の法定河川延長は約1.8km、流域面積は8.57km²
- 局地的豪雨の約15分後、10分で1.34m水位上昇
- 雨・上流の黒い雲・雷・回転灯のどれかで直ちに川から出る

都賀川が一気に増水する理由
都賀川は六甲川と杣谷川(そまたにがわ)の合流点から河口まで約1.8km。流域面積は8.57km²あり、川の長さに対して雨が集まる範囲が広い川です。
灘区長は「山から海までの距離が短く、勾配が急な割には広い地域から雨がなだれ込む」川と説明しています。自分のいる場所で雨が弱くても、上流の局地雨は短時間で到達します。
これは街の浸水だけの話ではない
当時は川全体が街へ氾濫したのではなく、河道内で遊んでいた人が急な水位上昇に巻き込まれた水難事故です。洪水ハザードマップに色がないことは、川の中が安全という意味ではありません。
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
回転灯と門扉は「もう上がる」の合図
神戸市は、雨が降ってきたとき、山の方に黒い雲がかかったとき、雷が鳴ったとき、回転灯が点灯したときは、すぐに川から上がるよう呼びかけています。橋の下の雨宿りは退路が水で塞がれるため避けます。
事故後は、大雨洪水注意報・警報で作動する回転灯と電光掲示板、川への入り口を閉じる門扉が整備されました。門扉や回転灯の作動を見てから写真を撮るのではなく、最短の階段で河道外へ出ます。
大雨の日に見る3つの画面
気象庁の雨雲の動きで六甲山地を見る。気象庁の洪水キキクルで都賀川流域の危険度を見る。兵庫県の水位・カメラで現地の変化を見る。ただし川の中にいるときは、画面を更新して確定情報を待ちません。
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