🗨️「呉の雨、何ミリ降ったの? 呉線はもう動いてる?」
アメダス呉では28日5時49分までの1時間に68.0ミリの雨が降り、9月の記録(1924年の67.1ミリ)を102年ぶりに上回りました。ただし通年の観測史上1位ではありません。雨は7時にはほぼ止み、JR呉線は5時38分から止まり、広〜海田市は11時10分に再開しましたが、三原〜広は11時55分の時点でまだ見合わせていて、再開は12時30分ごろの見込みです。
[災害] この記事の要点
2026年9月28日 発表
- 呉市に住んでいて、朝の大雨で浸水や道路の冠水を心配した人
- JR呉線で広島・海田市方面へ通勤・通学する人
- 呉市の家の周りが大雨のときにどうなるかを確かめておきたい人
5時49分までの1時間に68.0ミリ。1924年の記録を0.9ミリ上回った
気象庁が9月28日11時20分現在でまとめた「観測史上1位の値の更新状況」に、広島県から1地点だけ名前が載りました。アメダス呉です。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 要素 | 1時間降水量の日最大値 |
| 今回の値 | 68.0ミリ(5時49分まで) |
| これまでの9月の1位 | 67.1ミリ(1924年9月12日) |
| 統計開始 | 1920年 |
| 区分 | 9月の1位の値を更新(通年の観測史上1位ではない) |
1924年は大正13年。9月に呉でこれだけ降ったのは、102年前の記録以来ということになります。
ただし、ここは読み違えやすいところです。同じ一覧で「通年の観測史上1位」を更新した地点は、全国で0でした。呉の68.0ミリは「9月としては最多」であって、「呉でいちばん降った1時間」ではありません。値は速報値で、あとで修正されることがあります。
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。
雨は夜明け前の約1時間に集中し、7時にはほぼ止んだ
アメダス呉の10分ごとの値を並べると、降り方の偏りがよく分かります。
| 時刻 | 直前1時間 | 直前3時間 | 24時間 |
|---|---|---|---|
| 4時00分 | 19.0ミリ | 21.5ミリ | 31.5ミリ |
| 5時00分 | 7.5ミリ | 27.5ミリ | 38.5ミリ |
| 5時30分 | 40.0ミリ | 60.0ミリ | 71.5ミリ |
| 5時50分 | 67.5ミリ | 90.0ミリ | 101.0ミリ |
| 6時30分 | 31.5ミリ | 74.0ミリ | 102.5ミリ |
| 7時00分 | 1.0ミリ | 72.0ミリ | 102.0ミリ |
| 11時00分 | 0.5ミリ | 1.5ミリ | 103.0ミリ |
10分ごとの表では5時50分の67.5ミリが最大で、気象庁の記録の68.0ミリ(5時49分まで)とは少しずれます。記録のほうは1分ごとの値から最大の1時間を切り出しているためで、数字の食い違いではありません。
24時間の雨は11時で103.0ミリ。そのうち約9割が、5時前後からの3時間に降っています。7時にはもう1時間1ミリまで落ちていて、昼前の呉はほとんど降っていません。同じ呉市でも、蒲刈の観測点は2時台に1時間28ミリが最大で、呉の中心部とは強く降った時間が3時間ずれていました。
JR呉線は広〜海田市は11時10分に再開、三原〜広は12時30分ごろ
JR西日本の運行情報によると、呉線は大雨のため5時38分から広駅〜海田市駅で運転を見合わせ、11時10分に運転を再開しました。一方、三原駅〜広駅は5時38分からの見合わせが続いていて、11時55分の更新で再開見込みは「12時00分以降」から「12時30分頃」に変わっています。
11時40分の更新では、広駅〜安芸阿賀駅で徐行運転をした影響で、一部の列車に5〜20分の遅れや運転取り止めが出ています。夕方の帰りに使う人は、出発前にもう一度運行情報を見ておくと安心です。
警報は6時09分に発表、29日は昼過ぎから曇りの見通し
広島地方気象台は6時09分、呉市に大雨警報(浸水害)を発表しました。呉市の土砂災害注意報も続いています。
広島地方気象台が10時33分に出した天気概況は、こう書いています。
28日の広島県は、前線や湿った空気の影響で断続的に雨が降るでしょう。雷を伴い激しく降る所がある見込みです。
29日も雨が降りますが、昼過ぎからは次第に曇りになる見通しです。朝の雨のピークは過ぎていますが、きょう1日は「もう終わった」とは言い切れない空模様です。
朝の1時間で水が集まる場所は、地図で先に分かる
1時間に60ミリを超える雨は、側溝や下水が受けきれる量を超えやすく、道路が一時的に川のようになります。どこに水が集まるかは、その日の雨ではなく土地の形で決まっています。
呉市のなかで大雨のときに水がたまりやすい場所は、別の記事で具体的な地名を挙げてまとめています。今朝、家の前の道があふれた人も、何ともなかった人も、次の大雨の前に一度見ておくと動き方が変わります。
生活・仕事にどう効くか
- 28日昼以降のJR呉線:11時10分に広〜海田市で再開しました。三原〜広は再開が12時30分ごろの見込みです(11時55分更新)。広〜広島側でも、広〜安芸阿賀で徐行運転をした影響で、一部の列車に5〜20分の遅れや運転取り止めが出ています。
- 29日にかけての雨:広島地方気象台の天気概況(10時33分)では、28日は断続的に雨で雷を伴い激しく降る所があり、29日も雨のあと昼過ぎから次第に曇る見通しです。
結局どうすればよいか
- 呉線の遅れや運転取り止めは、JR西日本の列車運行情報で出発前に確かめる
- 自宅の周りが浸水しやすい場所かどうかを、呉市の内水ハザードマップや重ねるハザードマップで住所から確かめる
- 浸水の危険度がいま高まっている場所は、気象庁の浸水キキクルで1キロ四方まで絞って見る
公式出典
- 気象庁 観測史上1位の値 更新状況(9月28日11時20分現在・速報値)(2026年9月28日発表)
- 気象庁 アメダス 呉(2026年9月28日)(2026年9月28日発表)
- 気象庁 警報・注意報(広島県・2026年9月28日6時09分発表)(2026年9月28日発表)
- 気象庁 天気概況(広島県・2026年9月28日10時33分発表)(2026年9月28日発表)
- JR西日本 列車運行情報(中国エリア)(2026年9月28日発表)
更新履歴
- 2026年9月28日 28日昼までの気象庁・JR西日本の発表で初版を公開
※本記事は2026年9月28日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する
災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。










コメント