岩国市の土砂災害は、平田の指定区域と過去のがけ崩れ事例、山手町の山際を具体例に確認します。平田では2026年6月の新しい指定情報も公表されています。崖の下だけでなく崖の上、谷の出口と上流の沢を見る方法を図解します。
雨の備えを合わせて確認する場合は、同じ地域の冠水記事も参考にしてください。
土砂災害を確認する具体的な場所
平田(一)(40)・2026年6月の指定情報
県の2026年6月5日告示一覧には、岩国市の平田(一)(40)が急傾斜地の崩壊として掲載されています。平田全域を危険とする意味ではありません。県の最新マップで区域名を探し、崖の上・下と敷地の位置を照合します。
平田(一)(25)・過去のがけ崩れから見る斜面の下
国土交通省は、2023年7月1日に平田(一)(25)で発生したがけ崩れを、2023年10月30日の対策事例で紹介しています。幅14.3m、高さ9.8mの崩壊として示された過去の事例です。現在の被害や工事状況を意味せず、家の背後の斜面も見る必要性を理解する参考にします。
山手町・山際の敷地と出入口
県の2021年の盛土総点検の一覧表には、関係する土砂災害警戒区域等として「山手町(一)(4)」「山手町(一)(2)」の名称が載っています。これは盛土の点検資料で、町全体の危険度図や現在の指定一覧ではありません。最新の県マップで名称と敷地を照合し、山際の出入口・道路も確認します。
ここで挙げるのは、平常時に住所や経路を照合する場所です。現在の冠水・崩落・通行止めの発生一覧ではありません。町名や施設名は位置を探す手掛かりで、地区・施設全体の安全性を判定していません。

住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。
がけ崩れは、家の背後と崖の上を見る
がけ崩れは、雨などで急な斜面が崩れ落ちる災害です。崖のすぐ下の家は土砂が届く方向にあり、崖の上の家も地面が崩れる側にあります。見晴らしのよい高い場所というだけで、安全とは言えません。

自宅の住所を地区図で見つけ、急傾斜地の崩壊の範囲が家・庭・出入口・道路に重なるかを確認します。家の正面から見える景色だけでは、裏側の斜面との位置関係を見落とします。
土石流は、谷の出口から平地へ来る
土石流は、山や川底の石・土砂が水と一緒に下流へ押し流される災害です。見る場所は「家の隣の崖」だけではなく、家より上流の沢と谷の出口です。

読者
家の周りが平らなら、土砂の心配はないですか?
「家の周りが平らなら安全」とは限りません。上流に沢があり、家が谷の出口や下流にあれば土石流の区域を確認します。地図では川の線だけでなく、土石流の指定範囲が集落へどこまで伸びるかを見ます。
警戒区域と特別警戒区域を見分ける
2026年の告示一覧、2023年の災害・対策事例、2021年の盛土点検表は資料の目的も時点も異なります。過去の災害事例や点検表を、現在の被害一覧に読み替えないでください。現在の区域境界は山口県の土砂災害警戒区域等マップで、住所ごとに確認します。
警戒区域は、土砂災害が起きた場合に住民の生命や身体に危害が生じるおそれがある範囲です。特別警戒区域は、建築物の損壊が生じ、生命や身体に著しい危害が生じるおそれがある範囲です。どちらも、雨の日に土砂が必ず発生するという予報ではありません。
平田(一)(40)の告示は2026年6月5日です。 住所に関わる現在の指定は、山口県の土砂災害公式資料の警戒区域等の情報と照合します。古い紙の地区図を、最新の指定一覧として数えないようにしてください。
自宅の住所で、公的データを確認
洪水・土砂災害などのリスクを確認できます。指定範囲は県の公式マップと照合してください。
自宅から避難先まで、道をつなげて確認
自宅が着色範囲の外にあっても、途中の道が川沿いや斜面の下を通れば、移動が難しくなることがあります。普段の通勤路・送迎路を地図でたどり、危険な区間を通らない別の経路を平常時に考えます。

避難所のマークがあるだけで、その災害に対応した場所とは限りません。津波用、洪水用、土砂災害用の違いと、当日の開設状況を市町の情報で確認してください。閉鎖中の施設や、別の災害用の場所を避難先に決めないためです。
すでに道が冠水したり、落石・崩落が見えたりする段階では、準備した経路でも外へ出ることが危険になる場合があります。様子を確かめに川や沢、斜面へ近づかないでください。
雨の日に見る公式情報
雨が降り始めたら、土砂キキクルと市町の避難情報を確認します。土砂キキクルは1km四方で危険度を表示し、10分ごとに更新されます。地区図の細い指定境界とは役割が違うため、平常時の区域確認と雨の日の危険度確認を合わせます。
気象庁は、高齢者等は遅くとも赤の「警戒」、一般の人は遅くとも紫の「危険」が出た時点で危険な場所から避難を開始するよう説明しています。市町から避難指示が出た場合は、キキクルの色を待たずに避難行動をとります。
よくある質問
記事に載った地区全体が危険ですか
地区名は地図を選ぶための手掛かりです。区域の境界は住所と敷地、道路ごとに照合します。同じ町内でも地形と指定範囲は異なり、ここで地区全域を危険と判定しているわけではありません。
色がない場所なら安全ですか
安全の保証ではありません。想定に含まれない条件、対象外の河川や排水施設、調査や指定の時点などの限界があります。地図の説明を読んだうえで、現時点の気象情報・避難情報も確認してください。
この記事は現在の被害一覧ですか
公式資料の想定区域と地形、確認手順を整理した常設の解説です。掲載した川や地区で、現在、冠水や土砂災害が発生していると報じる記事ではありません。通行止めや避難情報は公式発表で更新を確認してください。
同じ地域の冠水・土砂災害
三原市の土砂災害 / 東広島市の土砂災害 / 防府市の土砂災害
出典と資料の確認日
- 平田(一)(40)・2026年6月の指定情報の公式資料
- 平田(一)(25)・過去のがけ崩れから見る斜面の下の公式資料
- 山手町・山際の敷地と出入口の公式資料
- 岩国市公式ハザードマップ
- 山口県 土砂災害公式資料
- 気象庁 土砂キキクルの説明
- 国土交通省 がけ崩れとその対策
- 国土交通省 土石流とその対策
確認日:2026年9月27日。自治体の資料年とページ更新日は本文に記載しています。図解は仕組みを説明する当サイト作成の模式図です。アイキャッチは雨の日の街並みのイメージ写真(Unsplash)で、当該地域の被害写真ではありません。
Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する
災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。










コメント