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フルハーネス 何メートルから/答えは6.75m

🗨️「フルハーネス型の安全帯は、何メートルから使わないといけないのですか」

6.75メートルを超える高さでは必ずフルハーネス型です。ただし厚生労働省のガイドラインは、建設作業などの一般的な使い方では「目安の高さは5メートル以下とすべき」としています。つまり胴ベルト型で通せるのは5メートルまでで、そこから上はフルハーネス型、というのが実務の線です。

[事件・事故] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月15日 発表

影響を受ける人
  • 建設・設備・清掃など高いところで作業をする人
  • 自宅の屋根や雨どいを自分で直そうとしている人
  • 台風のあとに屋根の点検を頼む予定の人
目次

6.75メートルはどこから出た数字か

切りの悪い数字ですが、足し算でできています。

内訳長さ
自由落下距離(最大)4.00m
ショックアブソーバの伸び(最大)1.75m
安全のための余裕1.00m
合計6.75m

落ちたときに、ロープが伸び切って止まるまでに要る高さです。これより低い場所で胴ベルト型を使うと、止まる前に地面に着いてしまう。だから6.75メートルを超えるならフルハーネス型、という線が引かれています。

実務では「5メートル以下」が目安

墜落制止用器具は、フルハーネス型を原則とすること/建設作業等の一般的な使用条件では、目安高さは5メートル以下とすべきである(厚生労働省「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン」より)

6.75メートルは計算上の限界で、ガイドラインはもう一段安全側に寄せています。胴ベルト型が使えるのは5メートルまで。それを超えるならフルハーネス型、という読み方になります。

いちばん誤解されているのは順番

労働安全衛生規則の第518条は、高さ2メートル以上で墜落の危険があるときは作業床を設けること、と定めています。命綱が出てくるのはそのあとです。

  • 第518条第1項 2メートル以上で墜落の危険 → 作業床を設ける
  • 第518条第2項 作業床を設けることが困難なとき → 防網+要求性能墜落制止用器具
  • 第521条第1項 器具を安全に使うための取付設備を設ける

命綱は「作業床を置けないときの次の手」で、作業床の代わりに常に選べるものではありません。この順番が逆に理解されていることが多いところです。

数字で見る現状

厚生労働省の集計では、令和6年(2024年)の労働災害による死亡は全産業で746人。過去最少ですが、型別で最も多いのは墜落・転落の188人で、全体の25.2%を占めます。業種別では建設業が232人(31.1%)で最多です。

建設業労働災害防止協会の確定値では、建設業232人のうち墜落・転落が77人(33.2%)。起因物は屋根・はり・もや・けた・合掌が22人、足場が12人で、この2つで44.2%になります。

屋根の上で命綱が効かない一瞬

厚生労働省の屋根上作業のパンフレットは、屋根の作業を始める前に垂直親綱を1本張ることを「墜落防止対策の要」としています。地上から操作棒で綱を通せば、はしごを昇る前から作業が終わるまで切れ目がなくなるためです。

掛け替えの順番も書かれています。次の安全ブロックをつないでから、前を外す。逆にすると、どこにもつながっていない一瞬ができます。転落はその瞬間に起きます。

なお屋根の勾配が6/10以上など、屋根面を作業床とみなすのが不適切な場合は、屋根用足場などの作業床が必要とされています。

台風のあとは屋根の点検と修理が増えます。自分で上がらない、命綱なしの作業を頼まない。その2つで防げる事故があります

生活・仕事にどう効くか

  • 仕事:6.75メートルという数字は「安全帯の種類を決める線」で、作業床を省いてよい線ではない。
  • 住まい:台風のあとは屋根の点検・修理が増える。命綱をつけない作業を頼まない、という選び方ができる。

結局どうすればよいか

  • 6.75メートル超は必ずフルハーネス型。実務の目安は5メートル
  • 命綱は「作業床を置けないときの次の手」であって、作業床の代わりではない
  • 屋根の修理を自分でやらない。台風後は特に足元が滑る

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公式出典

更新履歴

  • 2026年9月15日 初版を公開。

※本記事は2026年9月15日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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