天竜川(てんりゅうがわ)の氾濫は、川幅だけでなく、中央・南アルプスの支川から水と土砂が集まる急流河川として見るのが入口です。国は上流部の河床勾配を1/200と説明しています。
先に結論
- 2006年7月豪雨で北殿観測所は計画高水位を約7時間超えた
- 箕輪町北島では約160mの堤防が決壊
- 2026年4月に三峰川・小渋川・太田切川の新しい洪水浸水想定図も公開

天竜川が氾濫したらどこを見るか
天竜川上流河川事務所の公式ページには、天竜川本川の「想定最大規模」「計画規模」「浸水継続時間」「家屋倒壊等氾濫想定区域」が分けて公開されています。
伊那市、南箕輪村、箕輪町などでは本川だけでなく、2026年に公開された三峰川・小渋川・太田切川の図も住所ごとに確認します。「本川から離れているから色はない」とは限りません。
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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2006年の堤防決壊が示す天竜川の特徴
2006年7月豪雨では、宮田村太田切観測所の総雨量が583mmに達しました。北殿(きたとの)水位観測所は計画高水位を約7時間超え、箕輪町(みのわまち)北島で約160mの堤防が決壊しました。
水位が高いだけでなく、急流による侵食や、支川から流れ込む土砂で河床が上がる「満水」が重なるのが上流部の特徴です。河川カメラは水面の高さだけでなく、濁り、流れの速さ、流木も見ます。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
今の水位とカメラ
天竜川上流河川事務所は、天竜峡、こまくさ橋、伊那富水位観測所、伊那水位観測所などのカメラを公開しています。下流は浜松河川国道事務所の天竜川カメラを見ます。
カメラ映像は更新の遅れや方向の違いがあるため、市町村の避難情報、洪水キキクル、川の防災情報と並べて判断します。
大きな川だけでなく、小さな川の急増水も見る
大河川は上流域の雨から水位が上がるまで時間がかかる一方、中小河川は流域が小さく河川延長が短いため、洪水の到達が早く急激に増水すると国土交通省は説明しています。
市街地では地表がコンクリートやアスファルトで覆われ、雨が浸み込まず川へ集まります。神戸市灘区の都賀川では2008年7月28日、雨が降り始めて約15分後に、10分間で1.34m水位が上がりました。
「氾濫」と「急増水」は別
堤防を越えて街に水が広がっていなくても、河道内の遊歩道・中州・親水空間は逃げられなくなります。雨、上流の黒い雲、雷、警報灯のどれかが見えたら、水位の数字を待たず川から出るのが基本です。
出典
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