「今後の金利を当てる」より、金利が上がっても家計が続くかで選ぶのが基本です。返済額の安定を優先するなら固定金利、金利変動を受け止められる余力があり繰上返済も検討できるなら変動金利が候補になります。
住宅ローンを検討するとき、「固定と変動のどちらが得か」で迷う方は多いでしょう。2026年7月時点では、日本銀行の政策金利や長期金利の動きが住宅ローン金利にも意識される局面です。ただし、将来の金利を正確に予測することはできません。この記事では、最新の公的情報を基に、数字の見方と家計に合う選び方をやさしく整理します。

2026年7月の住宅ローン金利を見る前に
住宅金融支援機構によると、2026年7月のフラット35(融資率9割以下、新機構団信付き、返済期間21~35年)の最頻金利は年3.14%です。フラット35は全期間固定金利なので、借入時に返済終了までの金利と返済額が確定します。
一方、日本銀行は2026年4月28日の金融政策決定会合で、無担保コールレート(オーバーナイト物)を0.75%程度で推移させる方針を示しました。7月13日時点で次の会合は7月30日・31日の予定です。変動金利は各金融機関の短期プライムレートなどを基準に決められることが多く、固定金利は長期金利の影響を受けやすい傾向があります。ただし、実際の適用金利や見直しルールは金融機関・商品ごとに異なります。
| 比較 | 固定金利 | 変動金利 |
|---|---|---|
| 返済額 | 固定期間中は見通しを立てやすい | 金利見直しで増減する可能性 |
| 向く家計 | 教育費など将来支出が大きい | 返済余力・貯蓄余力がある |
| 確認点 | 固定期間終了後の条件 | 金利・返済額の見直しルール |
固定金利が向きやすい人
- 毎月の住居費を確定させたい
- 子どもの進学など、大きな支出予定がある
- 金利上昇時に返済額が増えると家計が厳しい
- 長期間借りる予定で、安心感を優先したい
固定金利は、当初の金利が変動金利より高い場合があっても、返済計画を立てやすいのが利点です。「保険料のように安心のための差額を払えるか」という視点で比べると判断しやすくなります。
変動金利が向きやすい人
- 金利上昇時にも返済できる余力がある
- 手元資金を残しながら繰上返済を検討できる
- 借入額が過大でなく、返済期間も調整できる
- 商品ごとの見直しルールを理解して定期確認できる
「5年ルール」「125%ルール」がある商品でも、すべての変動型に共通するわけではありません。返済額がすぐ増えなくても、元金の減りが遅くなる可能性があります。契約前に適用有無を確認してください。

迷ったら「金利上昇テスト」をする
- 希望借入額・期間・現在の提示金利で毎月返済額を確認する
- 金利が1%、2%上がった場合も試算する
- 固定資産税、火災・地震保険、修繕費を加える
- 収入減や教育費増が重なっても赤字にならないか確認する
- 複数の金融機関で総返済額、手数料、団信を比較する

具体例:3,000万円を35年で借りるなら
同じ借入額でも、適用金利が1%違えば毎月返済額と総返済額は大きく変わります。ただし、事務手数料・保証料・団信・金利引下げ条件を無視した単純比較はできません。金融機関の返済シミュレーションでは、ボーナス返済を入れず、金利上昇ケースも保存して家族で比べましょう。
この記事は一般的な情報です。借入条件は審査や商品で異なります。申込前には金融機関の最新の商品説明書・金利一覧・返済試算を確認してください。
FAQ
Q. 2026年は固定金利を選ぶべきですか?
一律には決められません。固定の安心に払える金額と、変動で金利が上がったときの家計余力を比べて判断します。
Q. フラット35の3.14%は誰にでも適用されますか?
いいえ。2026年7月の最頻金利の一例で、融資率、返済期間、団信、金融機関、金利引下げ制度などで異なります。
Q. 変動金利は毎月変わりますか?
基準金利の見直し時期や返済額への反映方法は商品ごとに異なります。契約書と商品説明書で確認が必要です。
まとめ
住宅ローン選びは、最も低い金利を探す競争ではありません。固定金利は将来の返済額を安定させ、変動金利は金利変化を受け入れる代わりに当初負担を抑えられる場合があります。金利上昇テストを行い、生活予備費を残せる借入額に整えてから比較しましょう。
土地価格も合わせて確認したい方は、2026年の公示地価の見方も参考にしてください。
参考資料
- フラット35 金利情報(住宅金融支援機構、2026年7月13日確認)
- 当面の金融政策運営について(2026年4月28日)(日本銀行、2026年7月13日確認)
- 公表予定・次回金融政策決定会合(日本銀行、2026年7月13日確認)

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