こんにちは~最近ぼちぼち、イラレチュートリアル以外のことも記していっている、私です。
今回はお題の通り、超が付くほどPCが苦手だった私が、イラストレーターの解説をできるようになった奇跡的な軌跡について少しお話していきたいと思います。
私と同じような境遇の方の少しでも励みになればうれしい気持ちでございますm(_ _”m)
PC嫌いだった私
いきなりですが、どちらかというと私は文系な女です。
大人になってうん年経った今となっては文系も理系かも関係ない生活を送っていますが、子供のころから小説や歴史が好きで、強制されなくとも自ら進んで図書室へ本を借りに行ってました。
決してガリベンという子ではなかったのですが、いかんせん負けず嫌いでもありまして、お友達が知っていることを自分がしらないってことが許せなかったんですね。
沢山本を読んで、覚えられないことはひたすらノートに書き記して丸暗記したりしてました。
(あ、だからもう記憶するスペースがなくなって物忘れ過多なのか・・・?)
思春期のいわゆる反抗期時代に風邪をこじらせ入院した際も、自宅から歴史書を持ってきてもらって点滴を打ちながら勉学に励む気持ち悪い一面ももっておりました(;・∀・)
が、いかんせん当時から数字が苦手。数学、化学は物心ついたころからこれまでも惨敗でございます。
負けず嫌いでしたが、割と早めに諦めました。数字とは仲良くなれない。と。
今の時代はどうなのかわかりませんが、当時は今よりはっきりと【理系】なのか【文系】なのか分類されていたように思います。
ですので私は迷わず文系の商業高校へ進学しました。
ここで衝撃を受けます。
文系だからと言って数字から逃れることはできない現実にぶち当たるのです。
商業高校でしたので当然社会に出て即戦力になるようなスキルを教えてくれるんですね。
会計や簿記、情報処理など・・・数字のオンパレード、全然文系ちゃうやん!!!となるわけです。
ここでWindowsと出会います。
本当は小学生の時から学校にPCはあったのですが、当時は全然興味がなく触れておりませんでした。
世代がバレますがね、あの、ブラウン管の時代ですよ。はい。
スイッチがどこにあるのかもわかりませんでしたよ。
商業高校の必須科目ではPCでの情報処理があり、エクセル関数を習う(んだったと思う)んですけど
これがもう嫌で嫌で目をあけながら寝ている状態で授業を受けており。ごめんなさい。
ところが高校ですと、成績次第でもう一度一年生を経験しないといけないことも起こりうるわけです。
中学時代の後輩と同学年になるのはヤダ!
その謎のプライドだけを胸に一心不乱に勉強しました。
PC以外の。
国語に英語に歴史に生物に・・・できない理系は諦めてできることを極めようと!
まぁそんなこんなで無事、PCから逃れられたわけでございます。
奇跡的な就職
PCから逃れられた私は社会人となり、悠々自適に自分の得意を生かした仕事に携わってきました。
自称ですがね、私は引きこもり気質ですが社交的なんです。
人見知りをしない、どんなに年配のお偉い方にも怖気づかない勇気だけはもっておりました。
こういった性質を生かした仕事に就いてきました。主に接客業、営業職ですね。
ですがわたくし、働きながらもその間子供を3人ほどもうけております。
こうなると女性は働き口が大変ですよね。
福利厚生で育休が充実していればまた職場復帰も叶うんでしょうけど、残念ながら当時の日本はそのような企業様ばかりではありませんでした。
毎度毎度、再就職活動をしなくてはなりませんでした。
子供が増えるにつれ当然、こちらの制約も厳しくなってしまいます。
子供の送り迎えの時間内でしか働けない、土日祝日は休みであること、学校からの急な呼び出しに対応できるか・・等々、もうほんとうに子供が幼い内は働くかぁちゃん大変です。
そんな激動な日々を送ることこれまた数年・・子供たちの身も心も胃袋も大きく育ったころ私は相変わらず接客業をしておりました。
とある大手住宅メーカーの受付のアルバイトのようなものでした。家の近所でちょうど募集していたんです。
来客の対応して、その内容を記録しておく。といった接客エキスパートとなった自分にはとても簡単で楽しい仕事内容でした。
ただ、ここで出会ってしまいますね。PCに。。。
お客様の情報をPCに入力しないといけないんです。
いやまぁ当たり前と言えば当たり前です。
紙で残しておいたらいつ紛失するかわかりません。会社というものは当然、PCを使って情報管理・外部とのコミュニケーションを円滑に行っているのです。
学生の頃のように【苦手やから】ではもう逃げられなくなってしまいました。
仕事だから仕方ないです、PCと向き合うことを覚悟しました。
が!!!
なんということでしょう!!!
与えられたPCのキーボードの文字がハゲてしまって何がなんやら見えないではございませんか!!!
これはいきなりPCプロフェッショナルコースじゃありませんか!!!
終わった・・・そう確信しました。
そこで当時の上司は言います。
「まず自分のメールアドレスをここに打ち込んで」と。
無理でございます。できるわけがございません。キーボードに何も書かれていないんですから!!!
モジモジしている私を見兼ねて上司は即判断します。君、PCは使えないね。と。
はい。使えません。でもこの時悔しかったんです。
新しい職場でがんばろうと気合が入っていたので、PCとも向き合おうと覚悟したので、こんなことでPC使えない認定されたことが悔しくてなりませんでした。
しかしながら会社というものはそんな個人の感情で業務をストップさせるわけにはいきません。
PC使えない認定をいただいた私は外の世界へ放り出されます。営業です。
ラリホーーーーーーー!!!でした。
もともと私は接客業エキスパート。これが本来やりたかった仕事なんです。
ありがとう、ハゲたキーボード、あなたのおかげでまたPCから逃れることができたよ・・
そんなこんなで業務内容が変わり営業で楽しく働いておりましたら、やってきました
「社員登録しないかい?」
キターーーーー!!!
職を転々としてきた子持ち女に奇跡のお声がけ!!有り難き幸せ!!!
仕事も順調、特に不安もなかったので社員登録の道を選ばせていただきました候。
イラストレーターとの出会い
無事、正社員として大手企業に就職できた子持ち女。
仕事にも慣れて楽しく日々を過ごしていたある日、ヤツとの予期せぬ出会いが訪れたのです。
いきなりのイラストレーター(AdobeIllustratorソフトですね)
営業職とはいえ、一人一台PCが支給されておりました。使う用途に応じてスペックに違いがあったんですが、偶然私に与えてもらったPCが以前勤めていた内勤プロの方の物でハイスペックなものでした。
だからキーボードハゲてても使いこなせてたのか。。。スゴイ・・
そのPCの中に、イラストレーターが入っているとのことでした。
イラストレーターはアカウント登録をし、通常なら2PCにソフトをインストールできるというものなんですが、他に買い切りソフトもあります。
この時私のPCに入っていたソフトは買い切りのものだったようで、他のPCで使うには手間がかかるのだとかなんだとか、当時の私は当然、意味不明でございました。
その時、急ぎで広告のデータのお直しをしないといけない状況だったようで職場は混乱しておりました。
どうやら私のPCにイラストレーターが入っているはずだとどなたかが言い出し、指示されるがままPCを操作してみるとしっかりと存在しておりました。イラストレーター、おりました。
「じゃぁ、このチラシのここの文言、修正して印刷しといてね!」
とのご指示。
はいはいわかりましたよ~と、Wordの文章をお直しする感覚でデータを触ってみると、なんもできねーーーー!となるわけです。
イラストレーターを触ったことのある方なら当然お分かりいただけると思いますし、これから触ってみようとお考えの方は要注意です。
イラストレーターは文字が文字じゃないのです。
わけがわかりませんよ。もう本当に。
ただこれも与えられた仕事、周りは誰も助けてくれません。おそらく指示してきた方も「文言を変えるだけやからWordやExcelのようにすぐできるだろう」と思っていたんだと思います。
だって、PC使えない認定を受けた私に指示してきたんですから。
思い出しました、不本意な理由でPC使えない認定されたことを。
負けず嫌いがここでフツフツとよみがえってきたわけです。
もちろん、PCから逃げまくっていた私にいきなりイラストレーターが使えるわけがありません。
ごまかしごまかし、PDFにしてみたりJPEGにしてみたり思いつくままに触ってなんとかかんとかその場をやり切りました。
どんな操作をしたのかはもう覚えていません。
兎に角言われた時間までに広告を仕上げることに必死でした。
今思えば、ほんの一部の数字の変更だったと思うんですが、なんせ住宅メーカーですからね。
数字1つ変わればものすごい誤差が出てしまう桁の世界ですね。必死になるわけです。
とまぁ、その場をやり切った私はもう二度とこんな思いはしたくないと一度は胸をなでおろすのですが、現実はそう甘くありませんでした。
偶然広告の修正ができてしまったことにより、私はイラストレーターができる人と認定されたわけです。
PC使えない認定からいきなり、イラストーレーター使える人間に変貌を遂げたのです。イメージだけが独り歩き、、いや、独り走りしました。ものすごいスピードで・・
ここから、修正依頼が殺到する日々が訪れます。
後戻りができなくなってしまいました・・・
イラストレーター勉強法
こうなってしまった以上、イラストレーターを使えるようになるしかない。
負けず嫌いな私は学生時代のように、再びマニアックに学ぶ決意をし、自費でイラストレーターを購入し、自宅のPCで使えるよう準備しました。
費用をかけてしまいました、もう、実践で使えるぐらいにならないと元がとれません。半泣きです。
本来の仕事はまだまだ営業です。営業をしながら仕事の空き時間や自宅で夜な夜なイラレの練習に励みました。
ありきたりかもしれませんが、その時私がした勉強法が
①YouTube
②ネット検索
③既存のデータを触りまくる
この3つでした。
Adobeソフトは世界共通ですからね、使い方情報もちょっと調べればわんさか出てきました。
本当に助かりました。私の奇跡の正社員生命がかかっていると言っても過言ではありませんでしたからね。
この3つを活用させてもらい、なんとか今は人様に教えられるレベルまできたんですが、これがまた大変でもありました。
個人的なメリットデメリットを記載してみますと
①YouTube
【Illustrator使い方】などと検索すると沢山のチュートリアルがあってとても重宝しました。
メリット
〇画面の動きが見られるので感覚をつかみやすい
〇言葉の説明が入っているのでわかりやすい
デメリット
△スピードが速くて追い付けない
△職場では音声を出せない
△必要な情報をピンポイントで探しにくいため時間がかかる
などの自分勝手なデメリットがありました。※決してYouTube批判ではありません(;・∀・)
②ネット検索
こちらも助けられてきました、ありがとうございます。
メリット
〇じっくり読み返すことができる
〇学ぶ時間・場所を選ばない
デメリット
△そもそも、何と検索していいかわからない。
△出てくる情報がいきなり上級者向け
とまぁこちらも自分のスキルの問題なんですが、PC苦手人間故ご容赦ください。
そう、イラストレーターと一言で言ってもその機能や応用は無限大にあるわけですよね。
自分が施したい作業は何という機能なのか、超絶初心者の私にはさっぱりわからないんです。
③既存のデータを触りまくる
こちらはメリットデメリットとして表すのが難しいです。
そして操作もものすごく難しいです。
他の記事でも書いたんですが、人様が作ったデータを読み解くことは
【試食したカレーと同じものを作ってみろ】というようなもので、隠し味なんて入ってうようものならお料理研究家でもない限りほぼ不可能なんです。
もしくは、道具を与えるからマジックの種明かしをしてみろ。こんな感じですね。
できるわけがございません、私は種が分かっていたとしても不器用が故再現不可能でございます。
が、初心者のうちは兎に角触ってみることが大事です。
上手くいかなくてOK、ぐちゃぐちゃになってしまってもOK、わけがわからなくとも持っているイラレデータを開けては触り、何がどうなっているのかひたすら触り続けました。
ちょっとしたトラウマになりました。
トラウマになりましたが、その当時わけもわからず触り続けてきて本当に良かったと今は心から思えます。
PC使えない認定ももはや過去のこと、気づけば職場でPC操作を尋ねられるようになっていました。
ブラウン管の時代からこの時までPCから逃げてきた私にとって奇跡の光景ですね。
今は奇しくも新型コロナの時代。
営業活動は制御され内勤とテレワークが続き専らPC作業をすることとなりました。
あの頃必死になってPCを学んだお陰で特に問題なく、オフィスワークに対応できるようになって本当に良かったです。
イラストレーター解説blogをする理由
こんな私がイラストレーターの解説blogを作るようになったきっかけですがいくつかある中から抜粋してみようと思います。
①退職
はい、いきなりですがこれですね。前途したように、私は奇跡的な就職をしたにも関わらず退職の道を選ぶこととなりました。
退職理由はここでは話の趣旨が変わるのではしょります(*^^*)
退職を機に、次に何を仕事としていこうと考えるわけです。
自分にできることって何やろう?と改めて考えてみたとき、私は前職でイラストレータースキルを身に付けたわけです。
このスキルをどこかで発揮したい!と思い、まずは自分が忘れないため&レベルアップするために毎日イラストレーターを触る口実が欲しかったんですね。
タイミングとは不思議なもので、違うジャンルでblogを始めたお仲間も2人おり、モチベーションの上がり下がりも共有しながら進めております。
②引継ぎ
これが①の退職に付随するんですが、私が退職するにあたり当然引継ぎを行いました。
その引継ぎの中に、イラストレーターに触れたことのないスタッフに教えてあげてくれないか、というものがありました。
それもたった1日のうちの1時間で。
私が約5年かけて身に付けたスキルを、どうやって1時間に集約すれば良いのかものすごく悩みました。
昔の自分を思い出して、与えられた1時間でどれだけのことが伝えられるか、思いっきりノートに書きだしました。
シミュレーションもして、1時間に収まるか何度も練習しました。
この経験がまさかの今の自分の基礎になったわけです。
思い出しました、イラストレーターどころかPCもほとんど使えない当時の私がどんな壁にぶつかって、何でくじけそうになったかを。
そしてもちろん、イラレの引継ぎは初歩的段階で終わったのですが、隣で聞いてた上司や影で練習している姿を見ていてくれた人に、たくさん褒めてもらうことができました(*^^)
すごくうれしかったんですね~(^^)
ちょっとしたことだったけど、人の役に立てたのかもしれないって自分に自信がついた出来事となったんです。
この2つの経験から、以前の私のように【調べたいこともわからない】【いきなり上級編にはついていけない】なんてお悩みの方に向けて少しでもわかりやすいチュートリアルを発信できればと思いblogに綴っている次第です(*^^*)
時々自分が発信したい内容に寄り道することもあるかと思いますが、常に基本を意識して書いていこうと思います♪
そんなこんなでちょっとした自己紹介も兼ねて雑記としますm(_ _”m)
それでは!SeeYou~
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